当たり前のように一家に一台はある2口ガステーブル(ワンルームマンションとかには無い場合が多いですけど)。
独立しての新生活や、使っていたガステーブルが故障しての購入など、お客様の事情により購入理由はいろいろですが・・・
都市ガス(12A・13A)と、プロパンガス(LPG)の違いは、だいたいのお客様が知っていますが、右強火と左強火の違いがあることや、ガステーブル幅56cmと59cmの違いがあることは御存じでしょうか?
流し台に立って(洗い物をする場所)、左側にガステーブルがあると右強火!右側にガステーブルがある場合は左強火となるのが一般的です!
人間の心理的動線からすると、流し台周辺で切ったりする行為(調理)上、焼く、炒める、煮るなどの火を使う調理は、必然的に近い方が、使い勝手が良い(強火から弱火までの)ガスコンロとなります。又、メーカーが推奨する内容にも『壁面側に強火は持ってこないでください※防火上?』となっております。流し台からみて右にガステーブルがあると右奥に壁がある形態となりますし、左側にあると左奥に壁がある形態となり、これもあって右強火と左強火の違いが出てくるのも確かなのです。
次に出てくるのが、ガステーブル幅の問題!かなが勤務するホムセンでは、ガステーブルは、パロマとリンナイのを扱って販売しております。
現在のガステーブル幅の大半は59cmですが、昔ながらの点火スイッチを回して点火するタイプは、56cmタイプとなります。押しボタン点火式のタイプだと、押す部分の設計上59cmになってしまうのだと思い込んでおりました・・・
いろいろなお客様と接客して御意見をいただく上で初めて知りましたが、ガス台自体の幅が57cmと言う商品があるそうで・・・
かなだって、この歳まで長く生きていますし、社会人になりたては建築設計業界に居たのもあって、当時ですら、建築設計の上では幅60cmのガス台が当たり前で設計しておりました! 丁度バブル時期全盛期ともあって、材料費節減(利益を多くするため)などの理由により、そういう小型商品も流通したのでしょう(当時はいろいろなメーカーがガス台を出していました)!
又、建築設計上、60cmのガス台で設計していても、工事を請け負った建設業者が57cmのガス台に現場変更していた可能性もあります(当時は法定検査すら甘かったし、建て物が出来上がったら、建築主に即引き渡しみたいな時代でした)。
個人宅ならそういうガス台は使わないにしろ、共同住宅(アパートや賃貸マンションなど)は、あとから住む人が、それに合わせなければいけなくなることから、いまだに56cmのガステーブルも売られているという訳です。
価格からすれば、当然に56cmタイプのガステーブルの方が安いです。しかしながら、押しボタン点火式で慣れた方は、買い換えるにしても回すタイプは“絶対に購入しない!”と言うお客様がほとんどです。。。
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