合理的無知だって

2023-05-01 22:19:24 | よのなか

「合理的無知」

私たち主権者であり有権者は、

選挙という投票を通じて有権者としての意思を示す。

そのため正しい判断をするには、政治や経済について多くの知識と理解を求められる。

選挙にあたっては、候補者がどんな人物か知らなければ1票を投じることも出来ない。

しかし、日常生活が忙しく考えなければいけない事、やりたい事がたくさんある。

情報収集し、時間と頭を使っても投票できるのは1票。

だったら、自分の好きなこと家族や知人に時間を使う方が合理的。あえて、「合理的な選択」として面倒な政治や経済には関心を寄せない、無知のままでいるということを選択する。

これが「合理的無知」なんです。

 

つまり、高得票数を取る候補者は、中身より知名度の高い候補が当選をする、ということ。

 

もうひとつ、「合理的無知」が広まると、

私たちは政治や経済、それ以外でも何らかの専門知識を必要とする事柄について、自分で考えること、判断することを事実上放棄してしまう。そうすると、全体を見たりしないで、他のみんながそう言っている(らしい)ことを短絡的にそのまま鵜呑みにするようになる。

 

参考『教養としての社会保障』香取照幸著 p36(5)合理的無知と公教育の欠陥 

 

掲示板の良さげなポスター、本人に会うと別人の様だったりする、加工工作。どこかの国でなくこの国の話です。

自分で語らず、サクラの応援者を装った友だちと話して、街宣マイクから離れ、先輩議員やナレーターが代わりにマイクパフォーマンスをしてあたかも候補者が演説しているよう見せたりする、替え玉作戦。

アンケートと称してデマの情報へと誘導するデマゴーグ。

 

短絡的にそのまま鵜呑みにするようになるという。

 

高得票数には、合理的な訳がある。

 



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