11月25日例会・週報

『“おごる平家は久しからず”に思う』
　会　員　　若山　俊一君

「講談師見てきたような嘘を言い」と言う川柳がありますが、今日は私自身が経験し、また他から伝え聞かされた真実の話です。一年前企業にはメンツと傲りがある事を述べました。今回私の百貨店勤務時代の話です。世の中の景気変動は大体１０年サイクルの波があり、不景気時代の売上確保は並み大抵ではありません。百貨店の売上高が国の消費動向の指針となり広く公表されますので、各店はメンツ上大変気を遣うのです。その中で東京の老舗のM店は、常に業界上位の売上確保をしていました。同業者からは老舗の力を羨ましがられたのです。
後日M店の裏事情がわかりました。それは取引業者への強引な押売りの連続です。特にM店と古く配送に携わっていたヤマト運輸が一番のターゲットとなり、遂にヤマト運輸はM店から引いたのです。現在ヤマト運輸は、売上１兆４千億円で日本通運に次いで業界２位、一方M店は業績不振で伊勢丹に２００８年吸収合併されました。正に“傲る者は久しからず”です。

姉妹クラブの徳島プリンスRCより、桝田次年度会長様はじめ森脇次年度幹事様、山内パスト会長様が例会にお越し下さいました。



11月25日週報

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