ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

1001回目のクソボーズ

2017-12-01 19:17:59 | Weblog
というわけで、この記事はこのブログの1001回目の更新となる。

というわけもくそもないけど、2005年1月1日からおよそ13年もかかってたったの1000回かよ!? とも思うけれど、月平均で、6.4回更新くらいの頻度になる。毎週1回の更新ではまだ800回にも満たないのだから、それほど遅くもないのかな。毎日更新を欠かさないヘビーブロガーさんたちなら5000回くらいにはなっているはずなので到底及ばないが、自分のための覚え書としても役立っているから、書いててよかったセベンエレベン!

このブログを始める前は約9年間、Web日記を書いていた。そして日記ランキングのサイトに登録してたりしたけれど、だんだんみんながブログに移行していって、日記サイトも下火になりはじめたので、時の流れに身を任せるしかなくなってしまった。

さてどこのブログにしようかと、ライブドア、エキサイト、ジオシティーズなど見て回り内容やアクセススピードなど検討した結果、何が決めてだったのか今はもう思い出せないけれど、なんとなくgooブログにした。gooとgoogleはまぎらわしいなぁなんて思いながらメンバー登録してから13年。別に使い勝手に不満があるわけでもないし、他よりも良いのか悪いのかも比べてないからわからないし、なによりもgooブログがいまだにサービスを終了していないのが幸いである。

そんなブログ住民も今度はfacebookなどに移行する人が増えたりしているので、またいつのまにか新たな潮流に飲み込まれてしまうのかもしれないなぁ。
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『帰って来たヒトラー』

2016-08-14 09:34:51 | Weblog
『帰って来たヒトラー』


 絶対悪とされるヒトラーのネタはタブーであるはずのドイツで作られたぎりぎりアブナイジョーク映画。ある日、街に現れたヒトラーのそっくりさんが話題になる。あまりにも似ていてなりきっているからモノマネ芸人と思われて人気者になってしまった。しかし彼は70年前の過去からタイムスリップしてしまったホンモノのヒトラーだったのだ。そんな彼のカルチャーショックネタも各所にちりばめて、お笑い映画、半笑い映画の様相で進行して行く。マスコミに取り沙汰されてテレビ番組にも出るようになり、ヒトラー自身も自分の置かれた境遇を理解する。すると過去に多くの人民を扇動した能力を存分に発揮し、ネット社会の便利さをも駆使して説得力のある演説を繰り返し始める。そうして世間はだんだん危うい状況に近づきつつあった・・・

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江ノ電沿線散歩

2015-10-12 22:23:31 | Weblog
 体育の日だからというわけではないが、藤沢から鎌倉まで江ノ電沿線を散歩した。全長10km、電車なら34分のところ、4時間かかった。線路は10kmだが、あっちへうろうろこっちへうろうろ、行きつ戻りつしていたら万歩計では16kmになっていた。途中で龍口寺と満福寺に寄った。江ノ島駅と腰越駅の間の路面電車っぽさが好き。鎌倉高校前付近の歩道は狭くて、そこを自転車まで走ってくるのでかなりアブナイ。長谷の大仏に向かう通りの歩道は日本人や外国人が歩道から溢れるほど歩いていた。4時間歩いた後はもう鎌倉近辺のお寺に寄る気力は失せていた。

<藤沢駅>


藤沢駅を出た所


<石上駅>


<柳小路駅>


<鵠沼駅>


鉄橋


<湘南海岸公園駅>


<江ノ島駅>


路面


<腰越駅>


路面


<鎌倉高校前駅>


<七里ヶ浜駅>


海沿いの電車


<稲村ケ崎駅>


電車


車庫


<極楽寺駅>


トンネル


<長谷駅>


<由比ヶ浜駅>


<和田塚駅>


道路沿いの六地蔵


<鎌倉駅>

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パイプ椅子と長机ガチャ

2014-10-23 19:49:54 | Weblog
 エポック社のガチャポンで、折りたたみパイプ椅子と折りたたみ長机を見つけた。ガチャポンなんて年に1度くらいいか買わないけれど、なんか折り畳み椅子に惹かれてひっさしぶりに買っちゃった。1個200円で5個も買って、椅子1脚はひとにあげちゃった。




 椅子の座高3cm、机の長さ10.5cm、椅子のパイプは銀色のほうがそれっぽいかなと思う。銀色のシリーズもあったようだが、今回見つけたのは黒いヤツ。




 で、手持ちのフィギュアを座らせてみようと思ったら、ちょうどよいサイズの手持ちのフィギュアがほとんど無い。こいつらで精いっぱいだった。足も床に付かないので、足が見えないような曖昧な方向から撮影してみた。


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笑っていいとも

2014-04-05 00:27:01 | Weblog
 3月31日、「笑っていいとも!グランドフィナーレ感謝の超特大号」、タモリ、さんま、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、爆笑問題、ナインティナイン、鶴瓶、中居正広が同じステージに集まるという、お笑いファンにとっては贅沢三昧なシーンが見られた。
 
 船頭多くして「船頭が多いなぁ」などよくというが、まさにその状態、大御所同士、誰もが率先してリードするわけでもなく、周りの様子を伺いつつ、隙をついてちょこっと小技を繰り出す、それを仕切る人も決めてないので、まるで、居酒屋に入ったら席が空いてなくて今片づけてますからと言われてレジ前でザワザワしながら待ちながら適当に喋ってる奴がいたりそそくさと便所に行く奴がいたり支払いする客に道を開けたりする落ち着かないザワザワした雰囲気がいつまでも続いているような、でも貴重なひととき。

 そして「笑っていいとも」の後番組「バイキング」を火水木金と見てみた。単なる昼の情報番組になっていた。これなら他局でやっている情報番組を見ても大して変わらない。好きなタレントが出ている方を見ればいいという感じ。

 「笑っていいとも」はタモリの存在が大きかったのは確かだが、ぜんぜん情報番組ではなかった。最新のお薦めグルメとかを知りたいのなら「笑っていいとも」なんか見ないで他局を見た方が役に立っただろう。「友達の輪」というアイデアもよかったが「笑っていいとも」は単純にタレントの悪ふざけを見て笑う番組だった。昼に余計なことを考えずにバカバカしく過ごすのにうってつけの番組だった。

 いままでも昼の情報番組を毎日録画などしていなかった。最初だからというわけで「バイキング」を録画してみたが、どぅってことのない一般的な情報番組なので、今後は特別な事が無い限りわざわざチェックしなくてもいいかな? いいとも!
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大雪大雪大雪

2014-02-17 22:32:08 | Weblog
 先週2月8日、観測史上3番目の大雪に見舞われ、御殿場もけっこう積もってうひゃぁな気分だったのだが、2月14日、1週間経たずにまた降った。それも先週の倍以上、洒落にならないくらい積もった。場所にもよるだろうが60cm~80cm、御殿場でこんなに積もった記憶は子供の頃以来ない。ホントにもうどうしようもないほど積もったのだが、土日は幸い晴れていたので、近所中総出の雪掻きでようやくクルマも通れるようになった。大通りの方は除雪車で雪を脇に積んでしまっているので、歩行者は車道を歩かなければならない状態。小さな脇道は未だに放置状態だったりする。25km離れた沼津では雪などほとんど降らなかったらしい。

 ちょっとした雪でもすぐに止まるJR御殿場線は予想通りずーっと止まったままだった。東名高速道路もまさかの全滅。多数のクルマが立ち往生、何十時間もその場で過ごさねばならなかった人もいた。こうなると御殿場から都心などに移動する手段は全てなくなる。歩いて行けば凍死する。陸の孤島状態で物資も食料も運んで来られなくなる。コンビニの食品棚はほぼからっぽで、震災直後に彷徨い歩いた水戸の街を思い出してしまう。

 たかが雪ごときで、などと言ってる場合ではない。北陸、東北、北海道の人から見れば、なんだその程度でこっちは3m積もるぞと言われそうだが、豪雪に慣れてない地域では大パニックである。TVのニュースなどを見ると、こんなに積もった御殿場駅周辺でさえ、山梨や群馬などに比べるとまだマシだったのかと思われる。いまだに足止めされている人や、救援を待っている人もいるようだ。早く復旧してほしいものだが、今週の水木あたりにもまた雪の予報が出ている。もう雪なんて50年くらい降らなくてもいいのに。

1.3車線くらい除雪された国道


ようやく運転再開した御殿場線


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2014年 元旦

2014-01-01 16:16:10 | Weblog
 2014年、おめでとうございます(。・_・。)ノ
だといいのですが。たぶんそうだと思います。

 今年の年賀状は、ひのえうま、じゃなくて、はにわうまです。静岡県立ハニワ富士史跡公園に建つ高さ200mの埴輪の馬をスケッチしてみました。国道246号線を跨ぐ巨大な埴輪は鉄筋コンクリート造で、エレベーターで展望台に登れば風光明媚な富士の裾野が一望のもとに、うそです、そんな公園はありません。

 私個人の昨年は念願のバルセロナ・フィゲラスに行けたのが最大の思い出です。なんとか生きてるうちに行けました。死んでから行くのならあっという間ですが、生きてるうちに行くには20時間以上かかります。

 さらに、若冲を追って仙台へ、1泊2日3食牛タンという大人げない旅をしてしまいました。そんなこんなで、あちこちで開催されていた大規模芸術祭、瀬戸内、あいち、神戸、中之条、所沢、甲府、どこも行きそびれました。今年の「ヨコハマトリエンナーレ」は間違いなく行きます。

 世間では、2020年の東京オリンピックが決まりました。この騒動でいちばん輝いたのは滝川クリステルさんです。でも誘致に必死だった都知事は五千万円持ってどっか行っちゃいました。

 ロシアのチェリャビンスクに巨大隕石が落下しました。ロシア人は戦争が始まったと思ったそうですが、もし六本木に落下しても鉄砲丼が来たと思うでしょうね。この隕石と都知事との関連は不明です。

 そして富士山が世界文化遺産に登録されました。3776mの富士山がゴミでさらに高くなるかもしれません。ただ、世界遺産になったからって調子に乗って噴火などしないことを祈ります。

 そして日本全国で食品偽装選手権が開催され、名だたる老舗が参戦、現物格差でしのぎを削り、結局、総合優勝は、えぇ~と、どこだっけかな? バナメイABだかバナメイAKBだかいう聞いたこと無い名称が耳に新鮮でした。

 年末恒例ダウンタウンの「笑ってはいけない」のスタート地点は御殿場市にある樹空の森という寂しげな公園です。自衛隊のヘリコプターや測候所の雪上車が展示してあります。「笑ってはいけない」は面白いけど「驚いてはいけない」のあたりはいまいちです。「驚いてはいけない」パートで一所懸命笑わそうとしているタレントさんが気の毒です。

 年末恒例紅白では、綾瀬はるか天然かみまくりで笑いをひとり占め、あまちゃん関係者が大挙して出過ぎ、壇蜜が日本舞踊をダンシング!、出世頭のふなっしーも出演、「こんな紅白は嫌だ」というネタを披露しようとした鉄拳はニュースに撃沈、そんな紅白は嫌だろ?? ゴールデンボンバーは体操偽装、バナメイAKBは大島優子が卒業宣言、その脇でおでこに「研」と書いて目立つ人、研のつく名前なのかと思ったら違ったし、泉谷しげる参上!セリフ入りのちょっとイタい「春夏秋冬」を歌う、最後は北島三郎が龍に乗ってひと足早く卒業しました。

さてところで元旦っていつだ? 今でしょ!

今年は昨年以上に良い年にしよう! 倍返しだ!

ご無沙汰してる人にも会って! お・も・て・な・し

思ってるだけで実現しないかも・・・ じぇじぇじぇ!

でも、でも、でも、でも、はいオッパッP!

なんだこの日記はぁ?? がちょ~ん!
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バルセロナ

2013-11-28 22:05:15 | Weblog
 フリープラン99800円ツアーでバルセロナに行ってきた。バルセロナまでの直行便は無いので、カタール航空で、むかし悲劇のあったドーハまで11時間、乗り継ぎ待ちに4時間、さらにバルセロナまで6時間半という、うんざりするほどの時間をかけて到着。ツアーといっても格安フリープランは添乗員も現地係員もいないので、電車と地下鉄で格安ホテルにたどり着いた。



 ホテルの設備は格安だからかどうかはわからないが、ポットもコップもティッシュも歯ブラシも備え付けられてない。全部持って行ったから問題は無かったが、東横インのほうが数十倍快適なレベル。但しキーは電子式カードキーで常時持ち歩けたので楽だった。立地は、観光客がたむろするショッピングストリート、ランブラス通りから徒歩1分、地下鉄駅からも2分という最高の場所だったのでまぁ、よしとしよう。

 とりあえずさっそく景気付けにサグラダファミリアを見上げに行った。これでようやくバルセロナに来ている事を実感できた。池のほとりで日本人撮影クルーに遭遇、「はい、バルセロナにやってまいりました」なんて女性レポーターが喋り始めたが、誰だかわからなかった。しかし日差しの加減でいい絵が撮れなかったようで、すぐに撮影を諦めてどこかへ移動してしまった。ローマやアテネで21時頃まで明るかった印象があったので、そのつもりでいたが、この季節では日本とあまり変わらず、17時過ぎには薄暗くなってきた。

 次の日は時速290kmの特急でフィゲラスに向かった。1時間もかからずに着いた。そのかわり在来線の駅から2kmほど離れたフィゲラス・ビラファント駅に着くので、町の中心までバスで移動する。帰りに乗った在来線は時速146kmだった。車内に現在の時速が表示されるようになっている。

 フィゲラスは小さな街なのだが、異国情緒たっぷりで雰囲気抜群、街角の装飾がなんとなくダリっぽくなってきた頃、突然目の前に巨大な《ニュートンに捧ぐ》が現れた。「うゎっ」ダリ劇場美術館への階段だった。よく写真で見るタマゴが乗った赤い円柱は正面ではなくて裏側だった。12ユーロ払って入場すると、中庭に「雨降りタクシー」が登場、1ユーロ入れると車内に雨を降らしてくれる。140円くらい払って雨降らせるのもアホらしいが最初で最後だろうから1ユーロ払ってやったぜ!《メイウエストの顔》の部屋を見たり、《レダアトミカ》を見たり、《セックスアピールの亡霊》ってこんなに小さかったのかと驚いたりしながら迷路のような館内を徘徊すると時の経つのも忘れる。







 脇にひっついているダリ宝飾美術館の入場券ももらったので贅沢な宝石オブジェも観てきた。できることならカダケスの「ダリの家美術館」や、ジローナの「プボル城ガラの家」にも行きたかったが、行き方も面倒くさいので日帰りではフィゲラスだけで精いっぱい。しかたないので3館分の図録だけ買って来た。

 次の日、サグラダファミリアに潜入、ステンドグラスが日光に輝く美しい聖堂に工事中の重機が轟音を上げる。エレバーターで上に行き、狭苦しい回廊を下りながら内外の景色を眺める。ロープで体を結んでアクロバティックによじ登っている工夫がいたりする。あと10年くらいで完成だそうだが、なんかもう一生工事中というイメージがついてしまっている。



 サグラダファミリアからサンパウ病院へ歩いて行ったらこっちも工事中だった。外から眺めながらグエル公園まで歩いて行ったら迷った。迷った末にたどり着いた見晴らしの良い公園、なんと先月から有料になったらしい。なんてこった。無料エリアが有料エリアを取り囲んでいる。イグアナみたいなトカゲみたいなオブジェが有名なので、あんなのがたくさんあるのかと思っていたら1匹しかいなかった。



 バルセロナ・ダリ美術館はホテルから割と近かったので適当に歩いて行ったらやっぱり迷った。この辺りは昔ながらのゴシック地区で、道が好き勝手に入り組んでいて方向感覚が狂う。おまけに美術館の入り口が地味なので通り過ぎた。ダリの版画作品を中心に、絵皿やらコインやら当時の写真やら、ぐにゃぐにゃした彫刻作品などが展示していある小ぶりなギャラリー的な美術館。非常に空いていて、日頃は流行っているのかどうなのか怪しいものだが、かといって通り過ぎるわけにもいかないダリファンには見逃せないサイト。赤い唇型の固いソファもいくつかあって、ボコっと穴が開いて壊れていた。



 ホテル近くのサン・ジュセップ市場(サン・ホセ市場)にはいろいろな食品を売る店が軒を連ねて賑わっている。生肉を買ってもしょうがないので、3ユーロでピザの切り身を食べた。フルーツのカップは1.5ユーロで、割と安く果物盛り合わせを楽しめる。

 海岸沿いの丘の上に建つモンジュイック城は地中海が見下ろせる。あちこちに海に向けた砲台が備え付けてあって軍事要塞だった当時が偲ばれる。今は軍事博物館になっている。地中海は広すぎて、向こう岸は見えない。



 丘の途中にあるミロ美術館は、地中海っぽさを感じさせる白亜の建物、大概の美術館は写真撮影OKだったが、この美術館だけは写真撮影NGだった。見た事のあるっぽいミロの作品や、見た事のないっぽいミロの作品が陳列されているが、見た事のあるっぽいミロの作品でも、ホントに見た事のあるヤツと同じものかどうかはいまいち曖昧。ミロの作品は他にもミロ公園やリセウ駅前で見た。

 不思議な形のモンジュイックタワー、サンティアゴ・カラトラバ設計の地球ゴマみたいな、いんちきやじろべえみたいな形の136mの電波塔。割とかっちょええじゃん。



 巨大でデラックス感満点のカタルーニャ美術館、1929年の万博のために造られたようで100年も経ってないのが逆に驚き。展示品も多数あり、ひとつひとつじっくり見ていたら1日でも足りない。宗教関連の作品が多い。中央がイベントスペースみたいになっていて、大勢の人たちがダンスをしていた。美術館には裏側から近づいて、大きいと思っていたのに正面に回ってさらにびっくり。大きな滝のように水が流れ落ちていた。そこから遥かなエスパーニャ駅の方まで延々と続く噴水やら参道やらの大仰さにちょっと笑った。



 ミース・ファン・デル・ローエ記念館は、その噴水広場の脇にこっそりと建つ小さな建物。万博のドイツ館だったものを再現したという、建築ファンには見逃せない逸品なのだろうが、あまりにも小さいので入場料5ユーロって高すぎな気分。

 スペイン語は学校で習ってなかったので、本を買って少し覚えて行ったのだが、そうそう上手くは使えない。スペイン語で話しかけてペラペラと早口で返されたらますますわけわからなくなるので、観光客づらをして「エクスキューズミー」と英語で始めれば、相手も察して英語で答えてくれる。最後に「グラシャス(ありがとう)」と言うと「デナーダ(どういたしまして)」と返ってくる。外国人が日本人に「アリガットゴザマス」と言うようなあれだ。観光エリアならこれでなんとかなる。この地域はカタルーニャ語が主流だというが、スペイン語もあやふやな日本人にとって、早口でまくしたてている現地人の会話がスペイン語かカタルーニャ語かの区別などつくわけもない。

 それでも道を聞いたり値段を聞いたり切符を買ったりという身振り手振りを交えての単純なスペイン語なら使えた。地図を見せながら「ドンデエスタモス(ここはどこ)」と聞くと地図や方角を指さしながら教えてくれる。美術館の入り口などで「プエドサカールフォトスアキ(ここで写真撮ってもいいか)」、撮ってはマズい場所で撮って怒られるのも嫌なので入るたびに聞いた。するとミロ美術館以外では大抵「シンフラッシュ(フラッシュ使わなければいいよ)」と返ってきた。ちなみに写真は900枚以上撮ってあった。

 この時期の気温は日本と似たり寄ったりで、朝晩はやや冷え込むが昼間の日差しの中は散歩にちょうどよい。今は雨の多い季節だと聞いていたので、生活防水の靴を履いて行ったのだが、ラッキーにも一粒の雨も見ること無く帰国できた。オフシーズンのウィークデイなので激混みサイトも無く、電車も空いていて楽だった。
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交通系ICカード相互利用

2013-03-29 22:58:46 | Weblog
 3月23日からSUICA、TOICAなどの交通系ICカードがどれでも相互に利用できることになった。いままでSUICA、PASMO、TOICAを持っていたが、この機会にSUICAだけ残して他は返却する。余計なカードを持たなくて良いので気が楽になった。なぜSUICAを選んだかといえばとりあえずペンギン君だからである。

 さらに、奈良や京都、神戸、名古屋などに行った時にSUICAを使える。たまにしか行かないのにICOCAなど買うに忍びなく、いままでは切符を買っていたが、これからはお寺巡りでもSUICAを使える。

 交通系ICカードは全国で利用できると思っていたが、今回エリアを再確認してみると、まったく使えないエリアのほうが多いことがわかり驚いた。ETCは全国で使えるのだから鉄道カードも全国的だと勝手に思い込んでいたが、大都市エリアに限られていた。なのでエリアを跨いで使うことはできない。御殿場~国府津の間も同様に見捨てられたエリアとなっている。御殿場から横浜方面に向かうには依然として切符を買わざるを得ない。私が生きている間に御殿場市民がこの不遇から解放される時は来るのだろうか。
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震災2周年

2013-03-11 23:54:59 | Weblog
 今日で、あの日から2年経った。あの日、水戸市にいた私は、極度に怖い思いをしたとはいえ、怪我ひとつせずに済んだ。本来なら、凄かった凄かったと騒ぎまわったはずなのに、津波に襲われた地域の映像を見た後は、そして、原発事故で故郷を失った人々を見た後は、凄いなどと言える立場ではなくなっていた。ただちょっと不便なだけだった。

 復興に関するいろいろなニュースも流れてくる。国民の税金を増やして集めた「復興資金」を直接関係の無いいろいろな用途に使おうとしている政府。きっとそれによって要領のいい誰かが儲かるのだろう。あの日のままほったらかしの被災地もあるというのに。

 原発の廃炉にこれから40年かかるのだという。その間にもう大地震は来ないのか。迅速に後始末もできないシステムを、それでもまだ稼働したがるのか。故郷を失う人々をまだ増やしたいのか。もし未曾有の何かが起こったら日本に人の住める場所がなくなってしまうのに。

 世の中は不公平だなとつくづく思う。きっとこの不公平は人類滅亡のその日まで無くならないのだろう。それでも前向きに生きて行こうとする人々こそ、世界を正しく動かして行ける人々なのだ。
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ロバート・キャパ 《崩れ落ちる兵士》

2013-02-03 23:55:29 | Weblog
 NHKスペシャルでロバート・キャパの《崩れ落ちる兵士》(1936)についての謎解きをやっていた。

・《崩れ落ちる兵士》が戦争中の写真ではなく、演習中の写真と思われること。

・であるから、頭を撃たれて倒れる兵士ではなく、斜面を駆け下りる際に転ぶ所だと思われること。

・撮影したのはキャパのライカではなくゲルダ・タローのローライフレックスだと思われること。

・しかしながら、この写真が世に出る直前にゲルダ・タローは戦地で死亡していること。

・さて、この写真で一躍有名になってしまったキャパの心情は如何に?

というドラマチックな推理が最新テクノロジーを駆使して解説されていて面白かった。



 「ロバート・キャパ」は、アンドレ・フリードマンとドイツ人女性ゲルダ・タローの二人による架空の写真家の名前であったが、ゲルダ・タローの死後、アンドレ・フリードマンがキャパを名乗ることになった、というキャパの展覧会が、横浜美術館で開催中。
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2013年 元旦

2013-01-01 09:25:55 | Weblog
 新年あけあけあけあけあけましたです。

 今年の年賀状は紅葉の京都、八坂通りになりました。ここは昨年、電信柱を撤去したようで景観が良くなっています。新年に紅葉の絵や写真というのは、微妙に違和感を招くものでございますが、かと言って桜ではまだ早すぎるし、雪景色は最大の安全策ですが、元旦に雪が降るという現象も、標高450mの御殿場でさえ、ここしばらくは記憶にないことですので、そういう意味では、真夏の湘南ビーチの絵よりはマシかなという気分です。んで結局、屋根の張り出しが足りなくてダサくヨレた八坂の塔になってしまいました。しっぱいしっぱい。

 というわけで、しっぱいに始まりしっぱいに終わる1年です。今年はぜひiPS細胞でしっぱいした人生を再生したいと思います。←具体案無し ←言うだけ ←毎年同じこと言う ←単なる挨拶に過ぎない ←意味が無い発言 ←誰も気に留めない ←年頭の挨拶なんてそんなもんだ

 今年は東日本大震災復興支援として「プライスコレクション」がやって来ます。被災地の子供たちに見てもらおうという意図で、動物を描いた作品が多くなるようです。若冲が十数点、その他江戸時代後期の長沢芦雪、円山応挙など約100点が出品されます。3月1日~5月6日:仙台市博物館、5月18日~7月15日:岩手県立美術館、7月27日~9月23日:福島県立美術館、遠いことが最大の問題です。行こうかな、どしよかな。

 他にも「ラファエロ展」、「ミケランジェロ展」、「ダ・ヴィンチ展」といった大御所が勢揃い。「ターナー展」、「ルーベンス展」、「大妖怪展」、「興福寺仏頭展」、房総の仏像が集まる「仏像半島」なども気になります。

 修復工事中の朝倉彫塑館もリニューアルオープンの予定です。ポーラ美術館の正月無料入館デーは今年は無いようです。ぱんなこった!!
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そうだ 京都、行こう。2012秋

2012-11-29 22:38:45 | Weblog
 紅葉の京都一泊、まずは新幹線の切符でそのまま行ける東福寺。駅の近くなので、電車降りた所から改札通って街を抜けるまで、狭い道をぞろぞろと行列が続く。通天橋からの見晴らしの良い紅葉を見る客がぞろぞろぞろぞろ。休日ならこれに輪をかけて混雑するのだろう。この後、醍醐寺に向かう。混み混みの東福寺の後だけに、醍醐寺の空き具合は淋しいくらい。のんびりしすぎたので初日はこれでおしまい。

 翌朝は嵐山に7amに到着。日の出の渡月橋は清々しいが寒い。近隣をぐでぐで散歩した後、六波羅密寺、清水寺、知恩院、青蓮院を回る。清水寺は修学旅行生も大漁で休日並の混雑ぶり。万歩計は2日で52000歩、今回は晴れたり曇ったりだったが傘は必要なかった。


「平等院養林庵書院 襖絵奉納記念 山口晃展 ~山口晃と申します 老若男女ご覧あれ~」@美術館「えき」KYOTO

 京都駅で山口晃の展覧会をやっていることを知ったので見学。旧作から新作までいろいろ展示、銀座エルメスで描きかけだった東京図も出ていた。襖絵もそのうち見てみたいものだ。駅ビル伊勢丹の美術館なので天井は低いが、会田誠展みたいな超巨大作品はないので、のんびりした雰囲気。来春に横浜そごうにも巡回する予定。


東福寺


嵐山渡月橋


六波羅密寺


清水寺

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ブルックス大井

2012-10-04 21:29:12 | Weblog
 東名高速の大井松田あたりから見える大きなビル、以前ここは第一生命の事業所だったが、今年からブルックスというコーヒー会社の所有になった。第一生命事業所の時期にここに出入りして仕事したことがあるので、久しぶりにプラっと行ってみた。

 巨大ビルの脇に社員食堂だった建物があり、今はそこに直売店と無料喫茶室がある。セフルサービスの無料喫茶室は200席ほどあって、ドリップコーヒーを無料で試飲できる。好きなドリップバッグを選んで、ホットでもアイスでも自分で淹れて飲むことができる。


 その横の直売店ではコーヒー、紅茶、菓子、乾物類などを売っている。せっかくなので50パック996円のマイルドブレンドを買ってきた。1パックあたり20円弱。


 駐車場もあるし、新松田界隈の循環バスも出ている。無料で飲めるからと言ってわざわざ遠くから行くほどのこともないが、近隣の人でわりと賑わっているようだ。
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東京スカイツリー

2012-07-29 21:26:16 | Weblog
 土曜日は隅田川花火大会に行ったので、蔵前のホテルで一泊した。蔵前は花火大会の交通規制区域内でもあり、帰り路にはゴミがちらかっていた。スカイツリーも目と鼻の先。だもんで翌朝、魔が差してスカイツリーに登頂してしまった。

 もっと空いてから行こうと思っていたのに、よりによって日曜日且つ夏休みの晴天、だいじょうぶかと思いながら8:30に当日券売り場の行列に並ぶ。幸い並び始めから空調の利いた室内牛歩だったので暑さにやられることもなく、ここから60分と書かれたプラカードの予告通り60分の牛歩の末、展望デッキまでの2000円のチケット購入。日時指定の予約券を持っていればスルリと入場できる。昼ごろには、時刻指定の整理券を配っていたようで、行列がなくなっていた。朝早く行けばいいってもんでもないらしい。

 駿足エレベーターで350mの展望デッキに到着、そのままさらに20分の牛歩で450m展望回廊への1000円のチケットも購入。450mといったらだいたい御殿場駅の標高と同じくらいだが、御殿場駅から下界は見えない。せっかく高い所に上ったのだが、晴天の割にガスっていて、遠くの方は良く見えなかった。目を凝らしたが東京タワーも見つけられなかった。秋や冬に行った方がいいかもしれない。

 入場券総額3000円は安いものではない。ツタンカーメン展休日券と同じ金額だ。そうちょこちょこ来られない。東京タワー入場券の約2倍。高さも約2倍だから、と言われたらアレだけど。


展望回廊


ガラス床


浅草寺&だっふんだビル、真ん中に水上バス「ヒミコ」が停泊中


浅草文化観光センターからスカイツリー方面

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