ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

『エマニュエル』

2025-01-11 20:53:56 | 映画[あ]
『エマニュエル』
監督:オードレイ・ディヴァン
出演:ノエミ・メルラン/チャチャ・ホアン/ナオミ・ワッツ/ウィル・シャープ/ジェイミー・キャンベル・バウアー/アンソニー・ウォン

 最初の『エマニエル夫人』が公開されたのは1974年。ずいぶん話題になったのは覚えているが、当時の私はすぐに見られる年齢ではなかったので、実際に見たのはずっと後で、多分レンタルビデオでも借りたのだろう。

 私は、見たことのある映画をEXCELで一覧表にしてある。監督名や出演者、公開年、評価、備考も書いてあったりなかったり。ど忘れして載せていないものもあるだろうが、『エマニエル夫人』を確認したら一覧表に載っていた。『続・エマニエル夫人』まで載せていた。A/B/Cで評価も書いてあるが、どちらもBだった。あまり印象に残ってない。『続』を見たことさえ忘れていた。

 ちなみにまったくの余談だが、この一覧表で評価Cが付いていたのは、『いかレスラー』、『えびボクサー』、『火星人ゴーホーム』、『キラー・コンドーム』、『キル・エビル』、『クイーン・コング』、『コアラ課長』、『チュパカブラ』、『ヅラ刑事』etc。備考欄には総じて「くだらん」と書いてある。くだらんものは好きなんだけどね。『火星人ゴーホーム』なんか「最悪」と書いてあるが、どう最悪だったのかも思い出せない。

 『エマニエル夫人』も内容は覚えてないが、ポスターになった籐椅子に座るシルビア・クリステルの姿だけは印象に残っている。それからフランス語の主題歌も。とはいえフランス語なんて全然知らなかったので「♪ジョオボジョオボジョオボエマニエル♪」みたいな歌の雰囲気だけ印象に残っている。

 というわけで『エマニエル夫人』の内容も覚えてなかったので、比較することもできず、新鮮な気分で見たのだが、ほとんどホテルの中の出来事で、大事件が起こるわけでもなくホワホワッと終了した感じ。エマニエル夫人っちゅうくらいだからエロシーンを期待してしまう人も多いと思うが、ソフトでアンニュイな雰囲気を醸し出しているので、比べていいものか知らんけど、昨年見たヨルゴス・ランティモスの『哀れなるものたち』のほうがよっぽどエグくてエロくて面白い。でも、本当に猥褻な映画が見たければ、そんな寄り道はせずに真っ直ぐにAVでも見た方がコスパは高いと思う。

コメント