「30周年記念 Meet the Collection―アートと人と、美術館」@横浜美術館
全展示室を使ってコレクションの中から300点以上を展示する横浜美術館の収蔵品展。いつもの場所から引っ越ししている作品もあり、「あ、こんなとこにおったか」という楽しみ方もできる。過去の横浜トリエンナーレに出品された作品も展示されていて、円形の展示室の高さ7mの壁面には淺井裕介《いのちの木》がぐるりとでっかく土絵具で描かれている。その色合いとイメージは太古の壁画チック。束芋の映像インスタレーション《あいたいせいじょせい》では、お馴染みのヌメヌメとした柔らキモい映像を楽しめる。
収蔵品展だけとはいえ、館内一周全部収蔵品は見応えがあるし、ほとんど写真撮影可能。それに横浜美術館は2021年(令和3年)から大規模改修工事のため休館になるようなので、いったん見納めしておくのもいいかも。完成から30年経った美術館とはいえ、館内も館外もきれいなのでそんな歴史は感じられない。大規模改修っていったいどこをどう変えようと企んでいるのかちょっと気になる。
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