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レッドデータ建築ツアー

2016-06-20 19:47:19 | イベント
みんなの大東京建築ツアー

 アートテラーとに~さん主催の、みんなの大東京建築ツアー【レッドデータ編】 に参加した。講師は建築家のペンさん。今回巡るのは取り壊しが決まっていたり、取り壊したいけれどどうしようかねぇ?と検討中だったりして、油断していると次は無いという崖っぷち物件というか絶滅危惧種物件だそうで。

1.スーパードライホール 【フィリップ・スタルク】(浅草)
 浅草のシンボル、うんこビルとして有名なアレ、浅草に行けば嫌でもうんこが目に入る好立地物件。老朽化ということで取り壊しが決まってしまった。うんこの土台も黒いコップみたいな妙な形なので、メンテナンスもけっこう大変らしい。

隅田川を挟んだこの景色が一変する!?



2.中銀カプセルタワービル 【黒川紀章】(新橋)
 丸い窓のカプセルがあっちこっちに向いて出っ張っている個性的なメタボリズム住宅ビルだが、1972年竣工ということなので結構古い。誰も取り壊したいとは思ってないようだ。関係者のご厚意で内部も見せてもらった。埼玉県立近代美術館にはカプセルがひとつ展示されている。



3.コープ・オリンピア  (原宿)
 1965年に原宿駅前の一等地にできた、あこがれのマンション。部屋はメゾネットタイプ。昔はたくさんの有名人やお金持ちが住んでいたという。住民もいるし、1階はいろいろな店舗が営業中なので簡単に取り壊すこともできない。



4.原宿駅
 東京五輪を前に混雑緩和のためとして、新しい駅舎の様子が発表されてしまった。でもメルヘンチックな佇まいは壊すにはもったいない。保存してほしいとみんな勝手に思っている。裏はすぐ神宮で表はすぐ道路なのでなんか敷地が少なそう。地下通路にでもすればいいのに。



5.法政大学55・58年館 【大江宏】(市ケ谷)
 1955年と1958年に建てられた校舎を保存会の人に中を案内してもらった。保存会と言っても取り壊しが既に始まっているので、保存はあきらめて、せめて想い出を心に残そうという「記憶プロジェクト」に変身したそうだ。


校舎から生えているモノ

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