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高野山の名宝

2014-10-19 22:52:35 | 美術[か]
「高野山開創1200年記念 高野山の名宝」

 高野山のお宝ザックザク。運慶作の八大童子が勢ぞろい。いかにも子供っぽい顔つきの童子や、こんな童子やいやだ!みたいな童子、インパルスの堤下君にそっくりな童子、ひとりだけ頭が龍のようなわけわかんない動物に乗った楽ちん童子など、さすが運慶といった造型の国宝が並んでいる。

 2m以上ありそうな巨大な孔雀明王は重要文化財。金色の孔雀は足もがっしりしていて乗り心地がよさそう。

 30cmくらいの毘沙門天立像、白檀で作られた普通の仏像だと思ったら、2.4mの毘沙門天の中から発見された体内仏だった。体内仏って指ぐらいの小さなモノだと思っていたのに、こんなに大きな体内仏があるとは、まるでマトリョーシカだ。

 いちばんハマったのが諸尊仏龕。木をくり抜いて観音開きにした中にたくさんの仏様が彫り込まれている。いろんな所でよく見るヤツではあるが、空海が唐から持ち帰ったというこの諸尊仏龕は高さ20cmくらいで彫が深くやたら立体的。緻密な彫刻はついつい見入ってしまう。

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