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大・開港展

2009-09-21 00:32:45 | 美術[た]
「大・開港展 - 徳川将軍家と幕末明治の美術 -」@横浜美術館

 開港150周年&横浜美術館開館20周年を記念する展覧会。徳川家ゆかりの品や絵画から、開港に関する資料や浮世絵、ペルリ、ハリス、リンコルンなどの名前が出てくる絵画やら文書などさまざま。リンコルンってのはアメリカ大統領リンカーンのこと。

 なかでも明治時代の工芸品が最高。花瓶や香炉、蒔絵の壷やら印籠やら。森村組(現ノリタケ)、宮川香山《高取釉蟹高浮彫水鉢》、正阿弥勝義《郡鶏図香炉》、並河靖之《七宝桜花鶏図花瓶》《桜蝶図平皿》、涛川惣介《椿に鳥図額》など見ごたえがある。4期に別れて展示換えがあるようだが、このあたりの七宝、彫金、大花瓶のたぐいは全期展示している。

 あまりにもでかくて豪華なライティング・ビューロー(引き出しいっぱい付きの机)や、家定所用の金工細工《岩に鷹棚錺(たなかざり)》などもかっこいい。

 常設展示場には、昔の作品たちに混じって、松井冬子の 《世界中の子と友達になれる》 が飾ってあった。あんまりグロくないやつだからまったく違和感がない。

 ついでに12月から始まる束芋展の前売りを買ってきた。

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2 コメント

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宮川香山 (眞葛博士)
2009-09-21 13:11:33
宮川香山について検索しているうちに辿りつきました。宮川香山について研究し、研究ブログをつけている眞葛博士と申します(笑)宜しくお願い致します。

七宝の企画展の情報知りませんでした。おもしろそうですね。横浜美術館に昨日行ったのですが、七宝の繊細な美しさにはまってしまいそうです。

明治の工芸美術はいいですね。
これからもブログ訪問させて頂きます。

眞葛博士
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カニ鍋 (らしか)
2009-09-22 13:08:50
はじめまして、眞葛博士。よろしくお願いいたします。
私は宮川香山について、別に詳しいわけでもないですけど、カニがこびりついたうつわなんて、一度見たら忘れようもない変わった作品なので、印象に残っています。東博で初めて見て、今回横浜美術館でまた見ました。あいかわらずカニはこびりついたままでした(^^;
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