鵼の碑(ぬえのいしぶみ)
京極夏彦の17年ぶりの百鬼夜行シリーズ新刊。あの分厚い本が帰ってきた。むかし、通勤電車で右手で吊革につかまりながら左手に持って読んでいたら攣った。だからというわけでもないが今回は電子書籍にした。画面には今読んでいる位置が%で表示されている。1000ページくらいあると10ページで1%になるが、大きめな文字で読むとさらにページが分解されるので、何度も改ページしてなかなか1%進まない。
お馴染みのメンバーが次々のろのろと登場してくる。最初から全員出てくるわけではない。次の人が登場するまで長い長いページが続く。日が暮れる。中禅寺秋彦が憑物落としをするまでに、榎木津礼二郎は幻視して意味不明な事を口走り、関口巽はおどおどしてふさぎ込み、木場修太郎は四角い顔で威圧してあちこち嗅ぎまわる。他にもいろんな人物や妖怪が現れる。いや妖怪は気のせいかもしれないしそうでないかもしれない。17年も待たせてしまった読者への歳末ファン感謝祭みたいな作品になっている。
京極夏彦の17年ぶりの百鬼夜行シリーズ新刊。あの分厚い本が帰ってきた。むかし、通勤電車で右手で吊革につかまりながら左手に持って読んでいたら攣った。だからというわけでもないが今回は電子書籍にした。画面には今読んでいる位置が%で表示されている。1000ページくらいあると10ページで1%になるが、大きめな文字で読むとさらにページが分解されるので、何度も改ページしてなかなか1%進まない。
お馴染みのメンバーが次々のろのろと登場してくる。最初から全員出てくるわけではない。次の人が登場するまで長い長いページが続く。日が暮れる。中禅寺秋彦が憑物落としをするまでに、榎木津礼二郎は幻視して意味不明な事を口走り、関口巽はおどおどしてふさぎ込み、木場修太郎は四角い顔で威圧してあちこち嗅ぎまわる。他にもいろんな人物や妖怪が現れる。いや妖怪は気のせいかもしれないしそうでないかもしれない。17年も待たせてしまった読者への歳末ファン感謝祭みたいな作品になっている。
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