海のエジプト展

「海のエジプト展」＠パシフィコ横浜

　海底からよみがえる、古代都市アレクサンドリアの至宝の展覧会が横浜で大袈裟に始まった。地震で海に沈んだ都市から発掘された、さまざまな品物や彫像などが並んでいる。広い会場を贅沢に使って、まるで万博会場みたいである。ちっちゃい金貨や金の装飾、食器などもコマコマと並んでいるが、5mもあるプトレマイオス朝の豊穣神ハピ、ファラオ、王妃の3巨象などは遠くからもその威容が見えて、さすがに展覧会の目玉といったところ。みんな鼻モゲラだけど。

　スフィンクスなどもライオンくらいの大きさの実物大　←実物ってなんだ

　ヒエログリフの刻まれた大きな石版や、建物の一部だった石柱などが立ち並び、なんとも岩石チックな展覧会である。海底にデカイ顔がゴロッと落ちているのを見ると、探査しているダイバーの興奮度が目に見えるようだ。