1995年12月1日に開設した吾輩のホームページが今日でちょうど10周年を迎えてしまった。こうしてみると人生って、屁がぷぅと出て雲散霧消するくらい短いの鴨新米と思ってしまったりもする。10年間のアクセス数は152000。1年前に147000だったので5000ほど増加しただけ。最近はホントに「誰も見ていない」に近い状態である。
Windows3.1+インターネットカメレオン+モザイクでグラフィカルなインターネットに繋いだときの、ゾワゾワする魅惑的な感動は今も忘れていない。それまでの文字中心なNiftyserveとはまったく違った、すごい世界だと思った。ワンクリック詐欺やブラクラやウイルス埋め込みのような異常サイトが無いので、何の心配も無くネットサーフィンを楽しめたと思う。
その代わりスピードはメタクソ遅かった。14.4kbpsから28.8kbps、ISDNで64kbps、ADSLで1.5mbps、光ファイバーで100mbps。今でもたまに28.8のモデムで繋いだりもするが、今と比べてネットワークインフラが貧相だったから、トイレへ入って出てきても写真1枚出終わらない、なんてこともあった。
そんな環境の中でさらに「重い」と評判の高かったベッコアメにFTP転送してサイト開設、ひと安心した6日後にベッコアメのディスククラッシュ事故が起きて、全部消えてしまった。もちろんすぐに再アップしたが、なんとまあ印象深い開店だったことか。
開設当時の遺物はもう残っていないが、ただひとつ最初の頃のアイコンをひとつ写真コーナーで今でも使い続けている。何でここまでしょぼい画像かと言えば、256色のThinkpad230CSで作ったものだからである。それからいくつかの富士山の写真を、初めてのデジカメCASIO QV-10でプリント写真を写真に撮ってページに載せてみたりと、情けないことをやっていた。だってスキャナ持ってなかったし。
それから、知らない人への初めてのメール、初めてのチャット、初めての記帳、初めてのオフ会、新鮮な出会いがたくさんあって、別れもあった。ウェブサイトを持っている人同士でいろいろな歯無しに鼻を裂かせる楽しさにハマってしまっていた。まあ、ある意味、インターネット依存症のようなものであろう。ネットに繋げない状態が、すごく不安だったり、みんなのたむろしている所へ早く行かなくちゃ、と焦ってみたり。テレホーダイの時間はネット接続が何よりも優先事項だった。楽しく有意義な時間でもあったろうが、今思えば、有意義だったのか無駄な暇つぶしだったのか、考え方次第ではビミョーなところだ。
サイトも精力的に更新を繰り返していた時期もあり、今のように掘ったら菓子の時期もある。知り合いの中にも、更新できなくて申し訳ないので閉鎖する、という人もいた。そういう人の気持ちもわかるが、吾輩はまだまだ閉鎖しない。訪問者が少なくてもいい、自分の趣味と気晴らしができる場所であればそれでいいと思っているから。近頃は、更新といえば、撮ってきたデジカメ写真をアップするくらいだが、それだけでも十分にその役割を果たしていると思う。
そうこうするうちにブログなんてものがメジャーになってきて、ここにこうして書いているわけだが、積極的に情報を発信して・・・なんて考えもせず、いままでのウェブ日記の形態が変わっただけだったりする。これからも消極的にでも続けて行きたいと思う京子の五郎である。
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どうやってこのブログにたどり着いたのかいうとReadMe!でサイトの移転に伴いサイト変更をしようと思ったのですが、できないので新規登録で登録をし直してデフォルトのアイコンを変更でいる事を知りReadMe!アイコン一覧を見たところ、らしかさんのサイトのURLが書いてありアイコンを作られた方は一体今何をしているのか何となく気になってリンクしたらここにたどり着きました。(笑)
私もあと1ヶ月で1周年ですが頑張って10年とか続けられたらいいなと思いました。(^^)
うちはReadMeのランキングから来る事はほとんど不可能でしたからね。
私もblogにした折にサイト変更しようとしてできなかったのです。
だからいまは半死会員状態です。
拓海さんも長くがんばってください。
いや、こういうものはがんばらないほうが長続きするのかもしれません。