日日是好日

「アナザー・カントリー」について、実に主観的に書き散らしてます。
たまに身辺の雑記も。

お坊ちゃまにもほどがある

2012-08-14 21:20:11 | UC2 「赤い彗星」
リディがミネバにつっかかるシーンは、ガンダムUCには珍しく、もうちょっとどうにかしてほしかったと、私的には残念です。

ミネバがミネバであることに、なぜリディがあそこまでショックを受けなくてはならないのか。
その点がまずわからない。
さほど信念があって、連邦軍に身を投じている風にはみえません。単なる飛行機野郎でしょ。

一年戦争の時はミネバはまだ、生まれたか生まれないかくらいだった。
なのに「きみの伯父さんが」「ジーク・ジオンって言ってみろよ」「気味の悪い光景だった」なんて、彼女を責めたってどうしようもないじゃないか。自分だって、TVを見ているしかない子供だったのに。

ミネバに対するアンビバレントな想いをぶちまけるのはいい。
だけどあれじゃあ、「あ。ミネバがこんな男になびきっこないな」とすぐにわかってしまう。
恋の鞘当ての結末は、戦わずして見えています。
それじゃつまらんよ。

それともリディはこの時すでに、「結婚を前提としたおつきあい」を望んでいて、俺とミネバはまるでロミオとジュリエットじゃないかと、それで惑乱したのでしょうか?

(認めたくなかったものだな……)

2012-08-12 10:56:58 | ガンダムUC その他
「銀〇」に冗談された時は、「あ。『〇魂』のレギュラー声優の誰かが、無理してシャアのマネしている」と思ったものです。
エンドロール見てびっくりした。

島本〇美もすでにナウ〇カで、面影はなかったし。
響〇さんにいたってはまったく別人だった。
一瞬の輝きだったのでしょう。


人は老けていくのね、アムロ。
そうさ、ララア。人は声さえ、まだ自在に時を止めておくことはできない。
アムロは変わらないわね。エンドロールを見ずともわかったわ。
そうだよ、それにカイさんだっておんなじだ。
ブライト艦長は、あれは全く別の話で、でもよくやっていたよ。

いじりがいがあるキャラといえば

2012-08-11 07:02:46 | UC5 「黒いユニコーン」
終盤のアンジェロ登場シーン。首をふりふり出てくる。
いや、戦場の状況を確認しているんだってのは、私だってわかる。
わかるがどうしても、
「どうだ、私は右から見ても美しいだろう、左からの角度もいけているだろう」
という声が聞こえてしまう。

こんなのって私だけですか?
そうか、私だけですか。

では、シナンジュに礼をとるローゼン・ズールは?
「パトレ〇バー」で太田の二号機はしばしば怒りに身を震わせていた。
いったいモビルスーツの操縦というのは、何がどうなってるのか。
アンジェロの機体には「あなただけの便利機能」がついていて、
このボタンを押すと右腕を腹の前で折り、頭をやや下げ、足をそろえて後ずさるようにプログラムできるのでしょうか。
タカビーなアンジェロにむかっ腹を立てたレウルーラの整備士が、
ユニコーンがNTDを発動した時に、自動的に「便利機能」が作動するように悪戯してくれたら面白いのに、
などと、鬼畜な想像を巡らせてしまう。


本日はコミケですねえ。もうぼんやりと思い出すだけになったイベントだけど。
「ガンダムUC」が地上波アニメだったら、
フル・フロンタル×アンジェロの同人誌が山を成すだろうに。

血の縁

2012-08-10 22:08:15 | UC1 「ユニコーンの日」
知っている人は当たり前のように知っていることだが、
私はこれにめっぽう弱い。

カーディアスが文字通りの「血」を、バナージの頬に捺印する。
彼が他のガンダムシリーズの主人公、アムロやカミーユとは違う安定を見せるのは、このせいでしょう。

彼はまず、母親と暮らした記憶がある。彼女はまさしく母で、息子を夫の「野望」から守るために出奔する。
その母の思いを知りながらバナージは、
「母さん、ごめん」と父親の遺志を継ぐことを決意するのです。


ファーストのアムロが、母を切り、父を捨てたのとは、えらい違いです。
アムロはやっぱり機体としての「ガンダム」に振り回された感があるけど、
バナージはユニコーンの主人です。

作られたモビルスーツ。
擬人化してしまうと「彼ら」は永遠の子供で、決して親には――胸にしまったパイロットたちの親にはなれない。
パイロットの方が「彼ら」を、うまく世界(アナザー・カントリーであるアニメの世界)に調和するように、導いてやらねばならないのです。
「UC」は、そこんところがとてもうまくいっている。


「UC」のテーマは親からの独立なのだと、どこかで聞きました。
でも独り立ちするからには、それ以前には親と共存していなくてはならない。
決して長くはないバナージとカーディアスのシーンでそのテーマを描き切った「ユニコーンの日」は、
やはり秀逸です。

誰でも一度は考えたことがある

2012-08-08 22:57:38 | UC2 「赤い彗星」
コロニーの家々は、屋根が床よりすぼまっているのだろうか?
窓のカーテンなんかも、台形なんだろうか。

ギルボア家の食卓。
小説では「パンとスープとポテトサラダと兎のソテー」だった(確か)。
アニメではバエリャ(スペイン風ピラフ)みたいな料理が載っていたな。


ところで我が家のガスレンジでは、パエリャが作れない。
美味しいおこげをつくろうとしても、レンジが「鍋、熱すぎまっせ。このままでは火事になりまっせ。悪いけど消させてもらいまっせ」と、火が消えてしまうのです。
せっかくキノコがたくさんあったのに。
でもまあ、私の乏しいレパートリーに「キノコのチーズ炒め」が加わったから良しとしよう。

ギルボア家のあれは、電気調理器具で作ったのだろうなあ。

ギルボアは「純粋な黒人」なんだそうな。
なのにあの肌の色はアニメの制約か?