Re:Start ~それでもまた歩き出す~

鬱持ちのアラフォーが、日々の生活を綴ります。
いつかまた家族と暮らせる日を夢見て…

家族トリガー

2024-04-01 18:29:21 | 日記

こんばんは、cathyです。

 

今朝のこと。

いつものように、グループホームの共有スペースで朝ごはんをいただいていたら、誰かが普段とは違う時間に炊飯器をセットしていたらしく、ちょうど炊き上がりました。

 

そのメロディーが。自宅のものと、まったく同じでした。

 

ただ偶然、炊飯器が同じメーカーだったというだけのことで、とりたてて珍しいことではないのでしょう。

でも、不意に流れてきたこのメロディーによって、一瞬心のドアが開きかけてしまいました。

 

自宅の台所の風景。リビングの風景。

夫が、子どもたちがいる風景。

姿。顔。声。

 

泣き崩れてしまいそうでした。

 

このままでは今日1日がダメになる。

そう思って、とっさに心のドアを閉めて鍵かけて、見なかったことにして、他の誰にもそんなこと話さず、なんとか、どうにか、気持ちを立て直しました。

そして何事もなかったかのようにデイケアに行きました。

 

家族の存在は、今のcathyにとっては、拠り所とははるかに遠い、危険な地雷、トリガーのようなものです。心の奥深く閉じ込めているものが、何かのきっかけで不意に顔を出すと、気持ちがひどく揺らぎ、崩れそうになります。毎日をどうにか自分の足で立って過ごしていくためには、今は家族の存在は封印しないといけない。決して忘れてはいないけれど、忘れないといけない。

 

たまたまなのですが、今日は他にもこのトリガーに心揺さぶられそうになる何気ない会話が多かったです。( )は心の声。

野球、観戦に行ったことある?

(毎年、何度も家族で行っていたよ。恒例行事だったよ。)

あそこの二重焼き、美味しいよね。

(夫も大好きでね。でも白あんは嫌いだから、私や子どもたちが白あんを選んで、お互いこっちが美味しいのにねーって言い合ってたよ。)

 

必死で笑顔をつくりながら、泣くのを我慢しながら、もうこの会話やめようよ、と思いながら。

 

退院して今日で一週間。

まだ、ピーンと気を張りつめて過ごしています。

そんな日の、朝の出来事でした。

 

頑張れ、自分。

 

では、また。