CAVALIER WORD ~無頓着な言葉~

日常のどうでもいいこと・ささいなことを適当に無頓着に綴ります

第60回税理士試験

2010-12-10 22:43:39 | 資格
 8月3日(火)~5日(木)に実施された第60回税理士試験の結果が本日発表されました。

 私個人の結果から先に報告させていただきます。
 今年受験した所得税法・消費税法・住民税の3科目は全て合格となり、一昨年に合格した簿記論・財務諸表論と合わせて5科目合格に到達、税理士資格取得となりました。
 3回目の受験となりましたが、合格まで辿り着くことができました。周りの皆様に感謝です。ありがとうございました。
 私より学校の皆さんが大騒ぎでかえってこっちが落ち着いてしまいました。「本当に官報に名前が載るんだ」と周りが感動していました。ちょっとは夢と希望を提供できたかなと思います。私が合格できたのですから、いずれみんな合格するでしょう。運よくたまたま先に合格できたに過ぎません。何より実務経験が皆無ですし、まだまだ学ぶことは山ほどあるはずです。ようやくスタート地点に立てたのかなと思います。

 全体を見ると今年の税理士資格取得者(以下「官報合格者」)は999人、科目合格者は7,457人でした。例年の官報合格者は1,000人前後になっていますので、今年も平均的な人数となっています。
 次に世間一般に「合格率」と呼ばれる各科目の合格率です。
<各科目の合格率>
 簿記論:12.5%(+2.6%)
 財務諸表論:13.1%(△2.9%)
 所得税法:14.3%(+0.9%)
 法人税法:12.6%(+0.5%)
 相続税法:13.9%(△0.8%)
 消費税法:12.3%(△0.1%)
 酒税法:12.3%(+2.9%)
 国税徴収法:12.1%(+0.8%)
 住民税:16.2%(△2.0%)
 事業税:11.9%(△1.9%)
 固定資産税:10.5%(+0.5%)
  ※括弧内は対前年比
 全ての科目の合格率が10%を超えているのは、私の知る限り初めてです。最初にパッと見たときに全体的に高いなと思いました。消費税法が第57回頃の合格率だったら合格できていなかったのではないでしょうか…。



 去年は今年と同じ3科目を受けて全滅でしたが終わり良ければ全て良し(?)です。嬉しさもありますが、有資格者である分だけ就職時に期待されるハードルも高くなる気がします。それを考えると不安を感じて仕方ありませんが、少しずつその不安を潰していけたらと思います。


第60回税理士試験結果 国税庁HP
平成22年度(第60回)税理士試験結果|税理士試験情報|国税庁

※税理士試験合格まで(受験資格は割愛します)
 必須科目(いわゆる会計科目):簿記論・財務諸表論
 選択必須科目:所得税法・法人税法(最低いずれか1つを合格)
 選択科目:相続税法・消費税法・酒税法・国税徴収法・住民税・事業税・固定資産税
  酒税法と消費税法、住民税と事業税はどちらかのみ受験可能
 上記の要件を満たした上で合計の合格科目が5科目に達して官報合格(=税理士資格取得)となります。なお、税理士として登録するためには2年間の実務経験が必要となります。この実務経験は合格前でも構いません。

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