コーカサス3国(アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニア)の周遊の旅に行ってきました。
2018年4月26日~5月3日の8日間で、クラブツーリズムのツアーです。
アゼルバイジャン、ジョージアの次に、"アルメニア"を訪問しました。
アルメニアは、301年に世界で初めてキリスト教を国教としました。
しかし、その後は周辺の列強国による侵攻、属国化、分割等により、近年まで、アルメニアはめちゃくちゃにされてきました。
・5世紀: ペルシア帝国の属国となる。
・7-15世紀: アラブ、ビザンチン帝国、オスマン帝国、モンゴル、タタール、チムール等による侵攻。
・17世紀: オスマン帝国(トルコ)とペルシア(イラン)による、アルメニアの二分割支配。
・19世紀: オスマン帝国によるアルメニア人大虐殺(30万人)。
・1915-1916年: オスマン帝国によるアルメニア人大虐殺(100万人)。
・1919年: アルメニア共和国を宣言する。
・1921年: キリスト教の聖地"アララト山"を含む領土を、トルコ領にされる。
・1922年: アルメニアを含むコーカサス3国は、ソビエト連邦の属国となる。
・1936年: ソビエト連邦の1国:アルメニア社会主義共和国となる
・1991年: アルメニア共和国として、独立する
20世紀になって、ソビエト連邦が強国となり、オスマン帝国とペルシアの支配から、ソビエト連邦の支配に変わったことが、アルメニアを一つの国として生き返らせました。そして、ソビエト連邦の崩壊により、独立国として現在のアルメニアになりました。
アルメニアを3回に分けて紹介します。1回目は、ジョージアとアルメニアの国境を陸路で超え、訪問した、ハフパト修道院、セヴァン湖湖畔のセヴァン修道院を、たくさんの写真で紹介します。
4. アルメニアの旅(ハフパト修道院、セヴァン修道院)
午前早くに、ジョージアのトリビシ市内を観光した後、陸路で国境を超えて、アルメニアに入国します。ジョージア側で出国し、アルメニア側で入国します。
ジョージア側のゲートです。
アルメニア側のゲートです。
ハフパト修道院に向けて、川に沿って上流に進んでいきます。
ハフパト修道院に着きました。手作りの品を売っています。
ハフパト修道院(奥)と鐘楼です。
ハフパト修道院の中に入りました。
ハフパトの聖十字架。アルメニア国内にある聖十字架の中で一番有名とのこと。
次は、コーカサス3国で一番大きな湖"セヴァン湖"に向かいます。
アルメニアは、緑がきれいです。
セヴァン湖に到着しました
セヴァン湖を見下ろす小山の上に聖使徒教会と聖母教会が建てられています。セヴァン修道院は、9世紀にいくつもの建物が創建されましたが、現在はこの2つの建物が残っています。夕日があたっています。
後ろにセヴァン湖が見えます。19世紀中頃までもっと水位があり、今は陸続きで小山となっている教会一帯は、セヴァン湖に浮かぶ小島でした。
コーカサス3国(アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニア)の周遊の旅
1.アゼルバイジャン: 首都バクー(フレイムタワー、カスピ海、シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿、乙女の塔)
2.ジョージア-1: 首都トリビシ(ナリカラ要塞跡、シオニ大聖堂、メヒテ教会、平和の橋、ジョージアの母)
3.ジョージア-2: ムツヘタ地方(ジュワリ聖堂、スヴェティツホヴェリ大聖堂、アナヌリ教会)
4.アルメニア-1: ハフパト修道院、セヴァン修道院
5.アルメニア-2: アララト山、エチミアジン大聖堂
6.アルメニア-3: ゲガルト修道院、ガルニ神殿、カスケード
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