こういちが康一でコウイチ

パロロワ書き手の康一君の、なんか、そんな感じの。

牛若丸くんの話

2016年02月24日 | 日記
【前回までのあらすじ】
・オルガマリーさんが肉体的にすでに死んでいたと判明し、さらに精神まで呑み込まれ、どうにか自分たちだけ生き延びたあとのお葬式みたいな空気のカルデアで、「元から死んでいたのであれば主殿のせいではないのでは??」と言い放ち空気をひえひえにした牛若丸くん

 誰も気付いていないと思われる事実を告げれば、この空気もどうにかなるであろう。
 そう推測していたというのに、結果はどうだ。
 理由まではわからずとも、さらに空気が重苦しくなってしまったということだけは理解し、牛若丸は現状を打破するべく再び口を開く。

「しかしオルガマリー殿の気持ちは理解できます。私もまた生前において、兄上に褒められることなく――」

 違う。
 まったく異なっている。
 共感をしているようだが、共感でもなんでもない。
 共通する点などない。
 なにも、共にしていない。
 なにも――何一つとして。

 牛若丸の場合は兄に求められる才能に恵まれすぎていたがゆえにであり、オルガマリーの理由は――

 しかし、それを否定するものはいない。
 否定できるものはいない。
 この状況において、そんなものはいない。

 だから――まったく違っているにもかかわらず、気付くことなく。
 一言ごとに、周囲を流れる空気を冷やしながら。
 沈痛な表情だけは周囲の三人と変わらずに、牛若丸は言葉を続ける。
 合戦における源義経の振る舞いがそうであったと、現代に伝わっているように。
 堂々と。
 ぬけぬけと。


――――

最初に引いたら出たとツイッターで言ったところ、れんげのんが康一君好きそうって反応をした牛若丸くんをまんまと好きになった僕というお話。

全然、全然、全然、すっ

2016年02月16日 | 日記
ってものがある。

具をたくさん入れた卵焼きに火が通る瞬間とか、あー全然、まだダメだわこれ、まだまだ引っくり返したら崩れちゃうからね、すっ的な。
チキンソテーなんかもそうで、揚げ物とかもそういうところがある。
あの、すっはなんなんだ。あの、いきなりの、すっ、は。