さくら工房の徒然日記

宮城・仙台・塩釜 リフォームと新築現場を実況中継。
スタッフが思いつくまま、気の向くまま。
住まいのあれこれ。

地形、地名、地域の歴史は大事。

2019-10-17 10:11:35 | リフォーム

今回の台風19号の被害の全容がいまだ見えてきません。

同じ宮城県内にあっても、すぐ隣にある日常と非日常とが

あまりに差がありすぎて、現実のものとは思えないくらいです。

その台風19号。

名もないくらいの小さな川や用水路。

普段、生活、仕事をしている中で、ほとんど意識したことがないくらいの場所からの

越水がとても多いように感じます。

「実は浸水しちゃって・・・」という会話のつぎに、

「えっ、近くに川なんてあった?」「えっ、どこから水がきたの?」という言葉が続くことがけっこうあるよ、

と聞きました。

いかに、普段、自分の生活圏内の地形を意識していないか、と思い知らされます。

新築で土地を探しているときなど、どうしても第一に気にされるのが

地盤、地震対策。

次に学校は?学区は?駅は?とかなんですよ。

でも、長い目で考えると子供たちが学校に通う年数は何年?

と考えると、地震とあわせて今回の教訓をあわせると浸水や土砂災害も考慮したほうが良いように

思えてきます。

もちろん、家に対する優先順位や考え方は千差万別です。

なので、こうでなければならない、というものではないと思います。

ですが、先人の知恵、とでもいいましょうか。

地名の由来、地域の歴史、をもう少し知る努力をしてもいいかもしれない、

と思わされました。

 

ちなみこちらは我が家のウラを流れる川?用水路?

名前もついていません。

木の陰で暗いし見えずらいのですが、赤〇のあたり、画面上から下へ流れています。

普段はご多分に漏れずせいぜい数センチの水位で、深さは2M以上あります。

それが深夜溢れそうになりました。

若干水しぶきくらいは飛び散ったかもしれませんが、なんとか越水せずにすみました。

怖いのは、この川の先は町に入るため暗渠になるんです。

その暗渠の入り口に、流れてきたゴミや木がひっかると、もうアウトです。

次にむけて何か対策を考えないといけませんね。

「いままで」が通用しない時代に確実になってしまった、ということです。残念ながら。

昔はこの坂の上のほうは家も少なく、緑や土の部分が多かった。

保水能力があったんでしょう。

それが、あっという間に開発され家が増え、土の部分が減り、

結果、雨水はこうした名もなき川にどんどん流れ込んでくるようになってしまったようです。

宮城・仙台のリフォーム・耐震構法・SE構法の家は さくら工房㈱ 


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