眺める空に描くもの

高齢者女子のおひとりさま暮らしノート

雪であやうく遭難?した話

2024-12-15 19:14:10 | 日々の料理
今日の空。
日の出は見えますが、雲は多い空が続きます。

やはり、一日中家にいる生活なので、当然ですが、灯油があっと言う間に
なくなってしまって、なんとか買いに出かけました。
日曜日だから多いかも、行きたくないな、なんて考えつつ、もう全く
残っていないので、どう考えてもストーブなしでは無理と、叱咤激励?

想像通り、次々に灯油を買いに来る方が続いていました。
並んで考えているうちに、こんな風にぎりぎりになるまで使うのは
危険だなあと反省。雪でも降ったら、買いに来ることはできないので、
家で寒さに震えるしかない。外に出かけるのが辛いので、おっくうでは
あるのですが、以前のシーズンの反省を踏まえて、余裕を持って
買い置きしておこうと心に誓いました。

実は、雪の降った退勤時に、私、見事に遭難しました。
え? 鹿児島で、そんなバカなことはないだろうと思われると思いますが、
鹿児島だからこそ、冬用に適した装備を持っていなくて、大変なことに。
私も一応、雪用のチェーンは装備しているのですが、これが寒い日には
びくともしなくて、私の力では装着できないのです。

平野部が少ない鹿児島県。山越えルートを走ることが多いので、雪が
降ったときの対策で、会社からもチェーンを持つことを義務付けられて
いるのですが、宝の持ち腐れ? で、どうあがいても装着できず。
まあ、南国ですから、降っても、そんなに長く積もったりしないので、
どこかでは、楽観視してしまう県民思考もあって、道路に冠雪しなければ、
なんとか走れると思ってしまいます。

こちらは以前の雪の写真。



大抵は夜間に降って、出勤時に大騒動になってしまうのに、その日は、
夕方近くから振り始め、道路を見ていたら、道路には積もっていないので、
なんとか帰れるかなと思っていたのですが、帰りは大渋滞。
そのうちに、もう、びっくりするほど、大量に雪が降って来て、
瞬く間に道路が冠雪。そうすると、つるつる滑り出して、ハンドルが
取られ、制御不能に。これでは、別の車に追突してご迷惑をおかけすると
判断して、ちょうど、路肩に駐車できるスペースがあったので、
そこで停止。私は坂の下りにいたのですが、上りになる反対車線は車が
上れなくなって全く動けなくなる車が続出。もう、大変なことに。

雪はどんどん積もって行く一方だし、これでは、自力で帰るのは無理と。
仕方なく、JAFさんにレスキューをお願いしましたが、こんな日は当然
ですが、あちこちでレスキューの依頼が続出。何時になるかわからない
とのお返事でした。とりあえず、私の車は本線には関係ない場所にある
ので、そういう意味では気が楽でしたが、人様のおうちの前になるので、
そういう意味ではハラハラ。

そのときが午後6時前でしたが、大渋滞も午後10時くらいになると解消。
車を見捨てて帰る方も出ていましたが、私は家までかなり遠いので、
歩きで帰ることもできず、公共交通機関も走っていない状態。
何台か車の放置のほかは、走る車も少なくて、走っているのは、
ちゃんとチェーン装備している車なので、颯爽と走って行く。
「まあ、カッコイイ」なんて、ひとり雪に埋まる高齢者(笑)

しんしんしんしんと、雪は静かに降り積もり、静かになって行くと、
「あ。私、遭難してるんだな」と。泣きそう。
住宅街でコンビニひとつない場所で、あたたかいものを買うことも
できず、ひたすらレスキューを待つ。

そして、やっと来てくださったのは、午後11時半。ほぼ、6時間近く、
私は雪の中で立ち往生していたのでした。
JAFのお兄さん。たったひとりでの対応をなさっているとかで、
この前の現場もかなり県内の遠くから来てくださったとか。
ほんとに天使に見えました。ありがとうございます!

レッカー車につないで、車が救出されたときには感激でした。
ふつうの近道は通れないとのことで、遠回りで帰宅ルートに。
そのおかげで、今まで見たこともない雪に覆われた鹿児島市中心部を
見ながら帰宅。
繁華街の道路がすべて雪に覆われている姿はびっくり。
自宅に着いたのは午前1時過ぎ。会社は早めに出たので、帰宅まで
実に8時間ほどかかりました。

JAFのお兄さんは相当、疲れていらっしゃると思いましたが、
こちらを気遣いつつ、楽しくおしゃべりをしてくださったので、
長時間の立ち往生で身も心も凍えた私には、温かいことばが
何よりの癒しでした。本当にお世話になりました。
これだけのレッカー移動なんてしてもらっても料金は発生しないので、
長年のJAF会員でよかった~。

何ごとも備えあれば憂いなしと言いますが、自宅に閉じ込められる
ことも考えて、冬場の備えは万全にしないといけませんね。


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