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日常の経験を、シェアーしていますか?
この20年間、シェアーをすることの大切さを
スタッフ全員と共有してきました。
Share(シェアー)という言葉は、「共有する」
という意味でよく使います。
このシェアーこそ
1人ではできない、人がいないとできない、チームを作って行える
素晴らしい時間です。
私たちは、多くの時間を家族とそして仕事仲間と過ごすのですが
人とのやり取りした会話を振り返ると
99%以上が自分の想像で相手を解釈し、
お互い想像したまま次に進んでいっています。
自分の想像を真実だと思い込みながら・・・
そしてその想像した内容に対して感情を抱いているのです。
仕事や家庭でシェアーする環境が作れると
想像ではなく、皆で向かう高い意図が共有できていくな~と感じています。
シェアーといっても、ただ意見をぶつけ合うことではありません。
人と共に生活、仕事していたら
色々な出来事が起こり、感情が発動しぶつかることも多いものです。
そのぶつかる出来事によって人間関係は構築されていくように思えます。
自分が余計なことを言ってしまって、相手の感情を発動させることになった経験
そんな時、余計なことを言わなければ良かったと思ったり、
そんなつもりで言ったのではないのに、
こんなことで感情的にならないで欲しいと思ったり
何もなかったように心に蓋をして日々過ぎていきます。
しかし、毎日長い時間生活する、仕事で共にいる時間が多い場合
数々起こるぶつかる出来事に対して、
イチイチ反応していくのも疲れるかもしれませんが、
イチイチ蓋をすることもかなり疲れます。
コンパスでは、この20年間、お互いの間でぶつかった出来事を
経験ととらえ、その経験に対して自分の気づきをシェアーする事を
スタッフと一緒に、ひたすら、大切にやってきました。
時間がかかるかもしれない、面倒かもしれない
でも、その環境をシンプルに作れるようになることが
会社として人間力を高めるチームになるために
とても重要だと感じてきてからです。
ぶつかった出来事をシンプルにシェアーできる環境をつくるためには
※自分と他人を責めていないこと
※自分と向かい合い、自己向上のために気づきを共有すること
※正しい、正しくないの観点を持たない
少しずつ経験を積み重ね、
今理想のシェアーの環境ができてきています。
人とぶつかった時、険悪な雰囲気になることが多いのですが
シンプルにその出来事をシェアーできる環境があったら
本当に幸せです。
相手を責めるでもなく、
自分を責めるでもなく、
犠牲になる人もいなくて、
お互いの気づきを共有し
お互いが心地いい場所をみつけていく。
平和、学び、気づき、感謝に向かった人間関係の構築。
家庭でも全く同じなのですよね。
人に役立つ仕事をしたいと思ったら
必ず心地よい人間関係の構築が必要だと感じると思います。
我慢や感情の蓋では、決して人に役立つ仕事はできません。
もちろん、自分の感情を放出するだけでも同じ事です。
私たちは、自分を高めるために人が不可欠だとよく聞きますが
お互いの心地よさは、お互いが意識を高めようとする努力の賜物なのですね。