2008年全国では、5~19歳の死者2694人の約2割に当たる566人が、自殺による死亡だった。年齢別では5~9歳が1人、10~14歳が58人、15~19歳が507人だった。校内暴力発生件数 2008年第一位 神奈川県。
政令都市では、横浜市がトップでその次が川崎市。
皆さん恥ずかしくないですか。何年かにわたって上記のランキングを見てください。校内暴力には加害者と被害者が必ずおります。その原因は不登校であったりいじめで自殺をしたりその繰り返し学校は何故、校内暴力やいじめ、それに最悪自殺を阻止ができないのか。それともしないのか。ではその大きな原因はどこにあるのか?学校は多くの生徒を預かる以上、生徒の安心・安全と勉強が、し易い環境を提供するのが、学校の責任ではないのか。単純に考えれば、別に難しい事ではない。校長を先頭に教師が一枚岩になってやれば必ず出来る。ただ、やらないだけだ。
過去に中学が大荒れの時に私の道場生を連れて校内暴力を一掃した経験が何回かあった。
このたび、川崎市多摩区の南菅中学校3年生の生徒が、いじめをなくしたい、人の役に立ちたい。理想を持って苛められている友人を守れず、 それに先生同士と先生と保護者との連携の不十分。それに教員のいじめに対する認識不足と校長の管理職失格がこの学校のいじめの要因になった事は確かだ。その中で生徒は失望し、生徒自身が友人をいじめから守れなかったばかりか、自分の方にもいめが始まった。内容は陰湿それに人間としてやってはいけない最低の行為。たとえば生徒を押さえつけパンツを無理やり下ろすとか、女子への嫌がらせを強いられる。などに我慢の限界を感じたのでしょう。しかし彼はいじめを憎みそしてこの現実を自分の死によって告発。今この生徒の告発を真摯に受け止めこの生徒の思いを実現するために我々はいじめ撲滅に新たな出発をしたいと思っております。よってこの度、学校や川崎市教育委員会に対し、公開質問状を提出することになった。
川崎市立南菅中学3年、男子生徒の自殺事件に対する
公開質問状
平成22年9月14日
川崎市教育委員会 教育長 金井 則夫 殿
青 少 年 育 成 連 合 会
理 事 長 横 田 正 弘
川崎市高津区野川3796-2
神奈川県警察は8月25日、6月7日白殺した男子生徒を集団で暴行した
として、暴力行為処罰法違反の疑いで、同級生だった3人を横浜地検川崎
支部に書類送検し、1人を同じ非行事実で中央児童相談所(川崎市高津区)
に通告した。
この暴行は生徒の通っていた学校内で行われていた。
学校の調査委員会がまとめた報告書の内容を多くの報道機関が報道したが、
その中では学校の対応のまずさを指摘する内容が、どの報道にもあり、
1、教師が多くの「いじめの現場」を目撃しているにも関わらず、
真剣に生徒と向き合い対応できない様子が浮かび上がっている。
(下着まで脱がされ覆い被されている被害者の状態を、
教師は目撃していたとの報道があった)
思春期の子どもがこの行為で大きく傷付く異常事態であることは誰
でも理解できるが、
教師が理解できなかったと言い訳することは許せないことである。
何故なら、我々は、この時教師が大人として指導していれば、
この生徒が「被害者と加害者」とに分かれる事件は防げたと考えて
いるが、
教育長として、この教師の行動をどう考えるか回答を求める。
2、「苛め」を放置したとは、
被害者生徒の母親から苛め行為があると担任が聞きながら、
これを「無視」し放置したことが、結果として生徒を孤立させ、事件の大きな要因と
なったと考える。
我々は担任には道義的責任があり説明責任があると考えるので、説明させる場を設け
ることを申し入れする。
(我々は多くの事件から、事件後の訴訟対策として教育委員会は教師の発言を封じる
ことを経験しているが、教育組織として恥ずべき行為である。)
説明責任が無いとするなら、教育長としての考えを求める。
3、 この事件は学校管理下で発生した事件であることに疑いの余地は無い。
学校運営を行う校長以下の教師は生徒(子ども)の安全を最優先に管理義務がある
が、調査報告書で批判されている校長以下の教師の対応は、管理を放棄した状態で
あるが、このような状態で発生した責任の所在を、具体的に回答を求める。
4、 市教育委員会は、9月6日の校長会で「児童生徒指導の点検、強化、指導体制の整備
強化」を確認し、10月上旬までの1ケ月間を「児童生徒指導点検強化月間」とする、再
発防止に向けた取り組みを進める。と言う報道があったが、
これは過去多くの苛め事件が、このような掛け声だけの対策で終わり、事件の
再発を防げないことは明らかである。
一人の勇気ある生徒が一命を懸けた訴えを、生徒間のいじめ事件で、
学校とは関係なかったことであるとばかりの市教育委員会の、
このような掛け声だけの対策で済ませようとする教育委員会の姿勢に、
我々は強い怒りを覚える。
再度書<が、この事件は教師が真剣に生徒と向き合うことも無く漫然とした学校運営と管理
が、第一の発生原因であり、学校、学級運営が普通に行われておったなら、「加害者、被害
者」に分かれた事件の発生は無く子どもらしい夢を持った学校生活を送っていたのである。
その責任の所在を曖昧にしての再発防止はありえないと考えるが、
教育委員会メンバー、委員長 佐々木武志殿、委員長職務代理者 小泉 秀夫殿
委員 中村 立子殿、委員 中條 克之殿、委員 中本 賢殿、の回答を求める。
回答できないのであれば、委員の資格は無いと考え、
我々は即時辞表の提出を求めるものである。
以上 9月30日までに文章による回答を求める。
いじめ自殺した川崎市多摩区の中学3年の生徒が残した遺書の抜粋
お父さん、お母さん、お兄さん、婆さん、先立つことをどうか許して下さい。
俺は、「困っている人を助ける・人の役に立ち優しくする」それだけを目標に生きてきました。
(中略)俺は〇〇をいじめた、〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇を決して許すつもりはありません。
(中略)
でもこの14年間、楽しいことも沢山ありました。
春は桜が出会いを運び、夏は夜空に花火が消えて
秋は紅葉が空を染め上げ、冬は白雪が乾いた心を癒す
季節が過ぎていく中で色々ありました。それが全て想い出となって心に残っています。
家族のみんなには、お願いがあります
1つは、自分達をどうか責めないで下さい。俺が死ぬのは家族のせいじゃありません。俺自身と○○をいじめた連中が悪いんです。大丈夫。ある日は日の光となり、ある時は雨となって、あなた達の心の中で生きています。だから哀しまずに、俺の死を糧として、全力で生きていってください。
2つは、俺の臓器が無事だったら、それを売ってお金にしたり、お婆ちゃんや爺ちゃんの治療に使って下さい。それに俺に出来る唯一の罪滅しだから…
(中略)
今まで本当にありがとう そしてさようなら
~君がため尽くす心は水の泡 消えにし後は 澄み渡る空~
合掌
以上、ここまでが遺書の一部
それと十数人の友人の1人ひとりに最後の遺書を書いている。
改めてもう1度、自殺をした生徒の覚悟を決め告発した遺書を読み、皆さんと一緒に考えてあげましょう。