イーストレイで大規模な治安維持活動が行われたあと、モスリム教会の信者は警察との闘争に入った。
2014年4月18日の金曜日、主にソマリア人が住んでいるイーストレイ郊外で、テロリストの捜索が続けられ、厳重な取り締まりが行われた。
モムスリムの参拝者たちは、年齢や性別に関係なく、白いカラーのついた礼拝用の盛装をまとい、それぞれのモスクに集まり、「ウサラマ・ウォッチ」と呼ばれるテロリスト掃討活動が行われているにも関わらず、集まってくる信者たちに祈りの場を解放した。
信者たちは、イーストレイの8番街と9番街にある二つのモスクで突然、銃による脅しと根拠の無い逮捕という驚くべき事態に遭遇した。政府側の言い分では、ケニアの都市部から難民や不法滞在者を排除する大規模な活動の一環として、都市部の難民や庇護申請者を難民キャンプに移住させることが目的だという。
【写真】大量逮捕にやってきた警察
金曜礼拝の終わる少し前に、4台の警察車両がモスクに到着した。GK(ケニア政府)のマークをつけた車両の中には、完全武装した多数の兵士が乗っていた。彼らは、あっという間に群衆の中の一人の女性を逮捕し、手荒く車に押し込んだ。至近距離で、安全装置をはずした銃を持った警官が、あたかも車の陰に潜んでいる敵を狙っているかのように銃を向けたので、女性は銃弾が発射されるのではないかとあわてて頭を両手で覆った。まるでドラマのようだったが、恐ろしい、現実の出来事だった。ここ数か月、近隣住民からは、警察の横暴に対して、激しい抗議の声が続いている。
【写真】警察車両に乗せられた女性礼拝者
衝突の後、直ぐに駆けつけたKANEREの記者も、警察に拘束された人々と話すことは許されなかった。祈りを捧げていた礼拝者達は、警察のIDカードの提示も無いままに、突然逮捕された。ケニア人のソマリ族、モハメド・オスマンも逮捕を免れなかった。
モハメドはケニア人なのに逮捕された。長身で明るい肌の色をした彼は、典型的なソマリア人風で、長い白いガウンと白い帽子をまとい、長い髭をはやしていた。明らかに被疑者のように見えたのだろう。彼の逮捕時の抵抗は、武装警官に抗議の叫びを繰り返していた人々の喝采を浴びた。掴みあいの小競り合いは、彼がケニア人であることを証明するIDカードを提示するまで続いた。彼はいざこざで負傷したと主張し、後にイーストレイの病院で治療を受けた。
警察はさらに50名を超える礼拝者をテロリスト容疑者として逮捕し、さらに選別するためにカサラニ・スタジアムに移送した。移送に際しては、バッグ、衣類、靴など身の回りの物は置いていくよう強制された。
カサラニ・スタジアムの人道状況はひどいものだった。トイレがほとんどなく、すし詰め状態だった。留置場が一杯になると、拘束された人たちは毎晩、スタジアムの空き地で寒い夜を過ごさなければならなかった。
難民や庇護申請者たちは度重なる手入れに苦しんでいて、ケニア警察や治安機関に対し、多くの非難の声を挙げている。難民たちは、手入れの際の、ひどすぎる賄賂の要求、職権乱用、セクハラに対して警察を告発しているが、ケニア警察の長官は、これらの申し立てを却下している。
多くの難民は2週間以上をカサラニ・スタジアムで過ごした後、ソマリアへの強制送還か難民キャンプへの強制収容となる。5月末の時点で、ケニア政府は、700人近くの不法滞在者が強制送還されたと発表した。UNHCRによれば、都市中心部にいた約12000人の難民が、ダダーブかカクマの難民キャンプに移住させられたという。
2014年4月18日の金曜日、主にソマリア人が住んでいるイーストレイ郊外で、テロリストの捜索が続けられ、厳重な取り締まりが行われた。
モムスリムの参拝者たちは、年齢や性別に関係なく、白いカラーのついた礼拝用の盛装をまとい、それぞれのモスクに集まり、「ウサラマ・ウォッチ」と呼ばれるテロリスト掃討活動が行われているにも関わらず、集まってくる信者たちに祈りの場を解放した。
信者たちは、イーストレイの8番街と9番街にある二つのモスクで突然、銃による脅しと根拠の無い逮捕という驚くべき事態に遭遇した。政府側の言い分では、ケニアの都市部から難民や不法滞在者を排除する大規模な活動の一環として、都市部の難民や庇護申請者を難民キャンプに移住させることが目的だという。
【写真】大量逮捕にやってきた警察
金曜礼拝の終わる少し前に、4台の警察車両がモスクに到着した。GK(ケニア政府)のマークをつけた車両の中には、完全武装した多数の兵士が乗っていた。彼らは、あっという間に群衆の中の一人の女性を逮捕し、手荒く車に押し込んだ。至近距離で、安全装置をはずした銃を持った警官が、あたかも車の陰に潜んでいる敵を狙っているかのように銃を向けたので、女性は銃弾が発射されるのではないかとあわてて頭を両手で覆った。まるでドラマのようだったが、恐ろしい、現実の出来事だった。ここ数か月、近隣住民からは、警察の横暴に対して、激しい抗議の声が続いている。
【写真】警察車両に乗せられた女性礼拝者
衝突の後、直ぐに駆けつけたKANEREの記者も、警察に拘束された人々と話すことは許されなかった。祈りを捧げていた礼拝者達は、警察のIDカードの提示も無いままに、突然逮捕された。ケニア人のソマリ族、モハメド・オスマンも逮捕を免れなかった。
モハメドはケニア人なのに逮捕された。長身で明るい肌の色をした彼は、典型的なソマリア人風で、長い白いガウンと白い帽子をまとい、長い髭をはやしていた。明らかに被疑者のように見えたのだろう。彼の逮捕時の抵抗は、武装警官に抗議の叫びを繰り返していた人々の喝采を浴びた。掴みあいの小競り合いは、彼がケニア人であることを証明するIDカードを提示するまで続いた。彼はいざこざで負傷したと主張し、後にイーストレイの病院で治療を受けた。
警察はさらに50名を超える礼拝者をテロリスト容疑者として逮捕し、さらに選別するためにカサラニ・スタジアムに移送した。移送に際しては、バッグ、衣類、靴など身の回りの物は置いていくよう強制された。
カサラニ・スタジアムの人道状況はひどいものだった。トイレがほとんどなく、すし詰め状態だった。留置場が一杯になると、拘束された人たちは毎晩、スタジアムの空き地で寒い夜を過ごさなければならなかった。
難民や庇護申請者たちは度重なる手入れに苦しんでいて、ケニア警察や治安機関に対し、多くの非難の声を挙げている。難民たちは、手入れの際の、ひどすぎる賄賂の要求、職権乱用、セクハラに対して警察を告発しているが、ケニア警察の長官は、これらの申し立てを却下している。
多くの難民は2週間以上をカサラニ・スタジアムで過ごした後、ソマリアへの強制送還か難民キャンプへの強制収容となる。5月末の時点で、ケニア政府は、700人近くの不法滞在者が強制送還されたと発表した。UNHCRによれば、都市中心部にいた約12000人の難民が、ダダーブかカクマの難民キャンプに移住させられたという。
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