7月28日(木)、午前2時ごろ、クリスティーン・アテク・オマルさん(56)と息子のジョンソン・オマル・オロヤさん(17)の家で火災が起きた。二人は身体中に火傷を負い、翌日ナイロビ国立病院の集中治療病棟まで搬送されたが、死亡した。
死因は火傷だ。「体全体の二度熱傷のほか、気道熱傷があった」と、医師は報告している。ジョンソンさんは7月29日23時20分、クリスティーンさんは同月31日に亡くなった。
【写真】 火事による犠牲者二人の家
【写真】 二人の家に集まる親戚や友人たち
火事の原因が明らかになるまでには時間を要したが、事件から1週間後、カクマ警察署は容疑者1名を逮捕した。
犠牲者二人は南スーダンの難民であり、2006年、カクマに到着し、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によって登録番号3081732を与えられ、ゾーン1ブロック11で暮らしていた。二人の親類によると、二人はキャンプ内で安全面の問題があったという。その問題が解決されないままになっていたのが、今回の火事の原因ではないかとのことだ。
クリスティーンさんと家族は、内戦から逃れるため南スーダンを離れた。この内戦によって、家族は長男、長女、父を失っている。
2013年、カクマ警察署はクリスティーンさんからの相談について記録している(C/GEN/II/VOL.IV/19/2013)。周りの人から「魔女」と呼ばれて差別されているとの訴えだったが、実際にどのような事件が起きたのか伝えられなかったため、警察は申し立てを棄却した。
2015年、カクマ警察署は別件でクリスティーンさんに関わっている(OB 44/20/08/2015)。二人の男性が彼女の家に押し入り、強姦したのである。容疑者1名については彼女も名前を知っていたが、警察は二人を逮捕できず、また当然、クリスティーンさんの身の安全を守る必要があったのに、対策をとることもしなかった。
クリスティーンさんは事件について、UNHCRと協力関係にあるルーテル世界連盟(LWF)の平和構築及び和解事務局に報告している。担当者は報告を受けたものの、家族を安全なゾーンへ移動させたり、緊急の場合に可能な再定住という選択をすることもなかった。
今回の火事は放火によるものであり、容疑者ジョセフ・ロカレは8月7日に逮捕され、9月5日にカクマの治安判事法廷に出廷した。
本件はまだ公判中であり、2017年1月17日の裁判まで、ジョセフは刑務所に再拘留中である
死因は火傷だ。「体全体の二度熱傷のほか、気道熱傷があった」と、医師は報告している。ジョンソンさんは7月29日23時20分、クリスティーンさんは同月31日に亡くなった。
【写真】 火事による犠牲者二人の家
【写真】 二人の家に集まる親戚や友人たち
火事の原因が明らかになるまでには時間を要したが、事件から1週間後、カクマ警察署は容疑者1名を逮捕した。
犠牲者二人は南スーダンの難民であり、2006年、カクマに到着し、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によって登録番号3081732を与えられ、ゾーン1ブロック11で暮らしていた。二人の親類によると、二人はキャンプ内で安全面の問題があったという。その問題が解決されないままになっていたのが、今回の火事の原因ではないかとのことだ。
クリスティーンさんと家族は、内戦から逃れるため南スーダンを離れた。この内戦によって、家族は長男、長女、父を失っている。
2013年、カクマ警察署はクリスティーンさんからの相談について記録している(C/GEN/II/VOL.IV/19/2013)。周りの人から「魔女」と呼ばれて差別されているとの訴えだったが、実際にどのような事件が起きたのか伝えられなかったため、警察は申し立てを棄却した。
2015年、カクマ警察署は別件でクリスティーンさんに関わっている(OB 44/20/08/2015)。二人の男性が彼女の家に押し入り、強姦したのである。容疑者1名については彼女も名前を知っていたが、警察は二人を逮捕できず、また当然、クリスティーンさんの身の安全を守る必要があったのに、対策をとることもしなかった。
クリスティーンさんは事件について、UNHCRと協力関係にあるルーテル世界連盟(LWF)の平和構築及び和解事務局に報告している。担当者は報告を受けたものの、家族を安全なゾーンへ移動させたり、緊急の場合に可能な再定住という選択をすることもなかった。
今回の火事は放火によるものであり、容疑者ジョセフ・ロカレは8月7日に逮捕され、9月5日にカクマの治安判事法廷に出廷した。
本件はまだ公判中であり、2017年1月17日の裁判まで、ジョセフは刑務所に再拘留中である
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