2号分のKANEREをお届けするにあたり、読者の皆様に心から歓迎の意を表します。同時に、ケニアの難民コミュニティーに心から慰めの言葉を送ります。4月から都市在住の難民を攻撃目標とした大規模で危険な急襲がはじまったのです。
数ヶ月間、カクマの天気は、暑く乾燥していました。キャンプは、1年前に比べ、保安上の問題が比較的少なかったのですが、それでもキャンプの一部では南スーダンのコミュニティー間で、激しい民族紛争があり、学校に通っているティーンエイジャーを含む4人が亡くなりました。
本号は、都市で窮地に陥っている難民に焦点を当て、最近始まった『ウサラマ・ウォッチ』または『テロ対策』作戦に深く迫る詳細な記事を掲載しています。
この作戦は、ケニアに住んでいる不法入国者を特定し、テロリストをかくまっているとケニア政府が決めつけている場所から人々を排除しようという試みです。この作戦によって、多大な悪影響を蒙った国内の外国人と難民は、この活動を批判し反対しました。
都市部の難民の逮捕と拘留は、警備組織の大規模な保安活動の一環として、4月1日に始まり、その後、難民は隔絶したキャンプに強制的に移動させられました。KANERE記者が取材した難民が、警察による違法な逮捕と強奪、拘束について語っています。
主にソマリアからの何百人もの難民が、法律に則った手続きなしに、追放されました。家族がどのように引き裂かれたかを示す悲しい物語が、いくつも生まれています。母親は我が子から引き離され、数家族は7月末になってもまだ再会を果たせずにいます。
4月は、人道支援を提供している国連難民機関つまりUNHCRを含む多くの非政府組織は静観していました。彼らには静観していた理由があるかもしれません。それとも職務を執行するのが怖かったのでしょうか? カクマの難民は、ケニア政府がすべてのキャンプを閉鎖して難民を強制的に国外に締め出すことを決めたら、いったいどうなるのか、いろいろ思いをめぐらしています。
2号分をまとめた本号は、他の記事も盛りだくさんです。南スーダンのディンカ族の中のディアウチュック族とアユエル族の対立の記事と、第二次スーダン内戦に続き、またもや住んでいる場所を追われた「ロストボーイズ」に関する詳細な記事も掲載しています。
さらに、UNHCRの職員として報奨金を上げるよう要求し抗議した難民通訳の記事もあります。一方世界難民の日は従来通り、カレム教会広場で、キャンプ居住者と地元の村民によって祝われました。
この華やかな日は人道支援団体によって「祝われ」、高名な来賓も参列しました。それら名士の中には米国大使ロバート・ゴデック氏、英国大使クリスチャン・ターナー氏、他のケニア駐在大使3人、そして、トゥルカナ西の行政責任者を含む官僚たちもいました。
この1週間で、ケニアはウェストゲートの攻撃以来17回もの爆発を経験しました。国は多くの手榴弾や発砲攻撃を被っており、ソマリアに拠点を置くアルシャバーブ民兵からのテロ攻撃の脅威に直面し続けています。それなのになぜ、米国がケニアからひそかに平和部隊を撤退させているのか、まだ明らかでありません!
本号でKANEREは、ケニア政府とUNHCRに対し、 国内の難民と難民認定希望者の保護に関し、国際法が難民の追放(強制排除)を禁じていることを再認識させます。
政府、世界のリーダー達、そして難民と直接関わる仕事をしている人々が、さらに理解を深め、国際的な保護が必要な人たちの安全を取り扱う際のしっかりした仕組みが確立する日が一日も早く来るように、心から待ち望んでいます。
我々は、これらの記事を読むことで、世界中の難民の保護のためにすべての人が力の及ぶ限り行動することができるように、期待します。
あなたの感想を送ってください。難民問題に関わってください。賛同意見でも批判でも構いません。投稿してください!
じっくり読んでください!
敬具
KANERE編集長
カバタ・ボル
数ヶ月間、カクマの天気は、暑く乾燥していました。キャンプは、1年前に比べ、保安上の問題が比較的少なかったのですが、それでもキャンプの一部では南スーダンのコミュニティー間で、激しい民族紛争があり、学校に通っているティーンエイジャーを含む4人が亡くなりました。
本号は、都市で窮地に陥っている難民に焦点を当て、最近始まった『ウサラマ・ウォッチ』または『テロ対策』作戦に深く迫る詳細な記事を掲載しています。
この作戦は、ケニアに住んでいる不法入国者を特定し、テロリストをかくまっているとケニア政府が決めつけている場所から人々を排除しようという試みです。この作戦によって、多大な悪影響を蒙った国内の外国人と難民は、この活動を批判し反対しました。
都市部の難民の逮捕と拘留は、警備組織の大規模な保安活動の一環として、4月1日に始まり、その後、難民は隔絶したキャンプに強制的に移動させられました。KANERE記者が取材した難民が、警察による違法な逮捕と強奪、拘束について語っています。
主にソマリアからの何百人もの難民が、法律に則った手続きなしに、追放されました。家族がどのように引き裂かれたかを示す悲しい物語が、いくつも生まれています。母親は我が子から引き離され、数家族は7月末になってもまだ再会を果たせずにいます。
4月は、人道支援を提供している国連難民機関つまりUNHCRを含む多くの非政府組織は静観していました。彼らには静観していた理由があるかもしれません。それとも職務を執行するのが怖かったのでしょうか? カクマの難民は、ケニア政府がすべてのキャンプを閉鎖して難民を強制的に国外に締め出すことを決めたら、いったいどうなるのか、いろいろ思いをめぐらしています。
2号分をまとめた本号は、他の記事も盛りだくさんです。南スーダンのディンカ族の中のディアウチュック族とアユエル族の対立の記事と、第二次スーダン内戦に続き、またもや住んでいる場所を追われた「ロストボーイズ」に関する詳細な記事も掲載しています。
さらに、UNHCRの職員として報奨金を上げるよう要求し抗議した難民通訳の記事もあります。一方世界難民の日は従来通り、カレム教会広場で、キャンプ居住者と地元の村民によって祝われました。
この華やかな日は人道支援団体によって「祝われ」、高名な来賓も参列しました。それら名士の中には米国大使ロバート・ゴデック氏、英国大使クリスチャン・ターナー氏、他のケニア駐在大使3人、そして、トゥルカナ西の行政責任者を含む官僚たちもいました。
この1週間で、ケニアはウェストゲートの攻撃以来17回もの爆発を経験しました。国は多くの手榴弾や発砲攻撃を被っており、ソマリアに拠点を置くアルシャバーブ民兵からのテロ攻撃の脅威に直面し続けています。それなのになぜ、米国がケニアからひそかに平和部隊を撤退させているのか、まだ明らかでありません!
本号でKANEREは、ケニア政府とUNHCRに対し、 国内の難民と難民認定希望者の保護に関し、国際法が難民の追放(強制排除)を禁じていることを再認識させます。
政府、世界のリーダー達、そして難民と直接関わる仕事をしている人々が、さらに理解を深め、国際的な保護が必要な人たちの安全を取り扱う際のしっかりした仕組みが確立する日が一日も早く来るように、心から待ち望んでいます。
我々は、これらの記事を読むことで、世界中の難民の保護のためにすべての人が力の及ぶ限り行動することができるように、期待します。
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