Kakuma News Reflector 日本語版

カクマ難民キャンプの難民によるフリープレス
翻訳:難民自立支援ネットワークREN
著作権:REN(無断引用転載禁)

2014年12月号 詩

2015年03月21日 | アート
恥辱のかまど  
A・クオット作
            
劇作家の国で
詩人の国で
ブタの国で
サルの国で
進化は続いている

ジャッカルとヤギの家に
オウムの一家に
フクロウの 巣に
私に肉を投げ落としてくれる忠実なカラスはいない

空腹で腹が鳴る
屋根裏の穴だらけの屋根から、
光と水滴が私に降りかかる
私の牢獄

感情が高ぶり
心臓が口元までこみ上げる
あと1インチのところまで
助言は青空を吹き抜ける
堕落したフランス人が弱き者を放置する

オウムの家でもっと声高に叫べ
やつらを黙らせろ
そしてフクロウの眼球を握りつぶせ
改革はあなたにカラスを送りこむ

詩人は書いた
劇作家も書いた
そして私は詩を学んだ
オウムの支配下で
あるときは詩人や劇作家と
またあるときはオウムと過ごした

詩人、劇作家
さらに小説家
そして新入りのロバ
新参者のポケットは時々検査される
賃金があるか
借金はないが嘘が積み重なる

ワシはどこだ
神聖なワシが
私を空へ運んで行く
奪われた甘い果実を味わうため
生きるための果実

もし私が死人のそばで眠れるなら
彼らの死の床で
台無しになった私の人生を救えるなら
そのほうがましだ
死に近づこうと目を閉じる
するとオウムがやつらの楽園の歌で
あなたの家を台無しにする

感謝の気持ちを受け取ってくれ
詩人、劇作家、小説家
きみたちは私に大切な贈り物をくれるはずだ
だが詩人はいなくなった、手錠をされて
若いロバは牢屋から牢獄へ、いや
屋根に穴のあいた恥辱の家も牢獄と同じだ



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