@telier OWLのブログ(アトリエ アウルのぶろぐ)

くつと修理とその周辺…日々の記録です。

内張り交換・ファスナー交換、パイピング交換

2022-02-26 09:04:15 | カバン修理
エトロのバッグ、
内張り交換とファスナー交換のご依頼です。フチに巻いてある革の傷みもあり、修理のために取り外すと破れが広がると思われ、追加でフチ革交換もしました。

↓修理前





↓修理後














ショッピングバッグの持ち手交換

2022-02-17 01:37:01 | カバン修理
今回のご依頼、
ショッピングバッグの持ち手がちぎれたので新しいナイロン生地で交換しました。丈夫な素材なので元のより強度はあると思います。

↓修理前


↓修理後



できれば
私が修理するものは
見映えもよく
強度もある素材で
仕上げたいと思っています。

買い直すより修理してまだ使いたいと思われたものなら、
修理後の状態も気に入って頂ければより愛着が増すはずです。
逆だったら悲劇だから
なるべくそうならないように
気をつけています。

『修理したことを後悔させない』
これも私の目標です。

まだまだ技術不足ですので
もっともっと腕を磨きたいです。



ヴィヴィアン・ウエストウッドのバッグ、合成皮革パーツを革で交換

2022-02-13 22:09:03 | カバン修理
ヴィヴィアン・ウエストウッドのバッグです。以前持ち手交換を依頼して頂いたので2度目の修理です。

バッグのメイン部分は生地ですが、かぶせフタの裏側・内側口周り・ファスナー周りとロゴが合成皮革です。

内側フチ周りのパーツが劣化してはがれてきています。他の部分はまだ大丈夫そうなので、今回はフチ周りのみ革で交換を依頼されました。

革の色は『青みのある濃いピンク』が良いとのことでした。見本の色のお写真頂きました。

なんと、ちょうどそういうショッキングピンクの革がうちの在庫にあったのです。ひとつひとつ違ういろんな資材を探し回る日々なのですが、たまにこういう『ぴったりな』偶然があると妙にうれしいのです。

『まるでその修理をするために存在していたかのような資材』を使って、『まるで最初からそうであったかのような修理』をしたいのです。
まだできないことや苦手なこと知らないことも多い私ですが、いつか何でもできるようになることが夢なのです。
道は遠いです。



↓修理前




↓ちょうどいい革がありました。





↓修理後











黒のバッグにピンクがポイントになってかわいいですね。
気に入って頂けたようなので
大変良かったです。

合成皮革パーツを革に張り替え

2022-02-06 09:54:57 | カバン修理
ナイロン生地×合成皮革のショルダーバッグです。よいデザインですが、合成皮革は数年からで劣化してしまうものが多いです。劣化した合成皮革を修復する手立ては基本ありません。
修理方法は革に交換となります。

今回外ポケットのかぶせ表面が合成皮革
ではがれがありました。正式にはかぶせを取り外して作業するのですが、分解していると購入金額より修理金額のほうが高くなってしまうということでした。
今回はお客様の予算に合わせた修理方法でばらさずに上から革を貼って縫いつけました。

↓修理後
赤丸の部分を修理しています。






ナイロンバッグのショルダーベルト、仕様をリメイク

2022-02-06 09:42:34 | カバン修理
バッグに直に縫いつけてあるショルダーベルト。

ねじれて使いにくいとのことで
バッグ根元にプラスチックDカン、ショルダーベルトにはプラスチックナスカンを新規に取り付け、取り外し可能なショルダーベルトストラップにしました。
ナスカンがくるくる回るのでねじれません。

↓修理前




↓プラスチックパーツ



↓修理後