ライカのカメラケースとネックストラップを革で作成致しました。
10年大切に使っているカメラに、オーダーのレザーケースを!
ということでご注文頂きました。
操作ボタンの位置も決まっていますので、カメラサイズとともにボタン位置も細かく測定しました。
作業中本物のカメラをずっとお預かりするわけにはいきませんので、
実物大で詳細な木型を作成しました。

作業時に出た端革でミニチュアブーツも作成し、セットでお渡ししました。
気に入って頂けたようで
良かったです。







私は犬が苦手で、
犬を飼ったことも
これから飼うこともないと思うので
経験することはないと思うのですが、
お財布など革製品を飼っている犬に噛まれてしまうということはよくあるみたいです。
今回、新品のPRADAのお財布の角を犬に噛まれてしまったそうです。
角といっても
表側~札入れ・小銭入れ3層にわたって損傷があり、思ったより大手術なのでした。
修理方法は、
周辺分解し欠損部分の継ぎ足し・整形・あて革補強~分解したところ縫い直し(手術でいうところの最後の縫合)‥といったところです。
修理跡は残ります。
↓修理前



↓修理後






靴やスニーカーの履き口のカカト側も傷みやすい部分です。
擦りきれたり、破れたりしたところを革や生地などをあてて補強する修理をすべり革といいます。
今回のスニーカーは革をあてて補強し破れを隠しました。
友達にもらった大切なスニーカーなのだそうです。これでまた履いて頂けると思います。
↓修理前

↓修理後




