@telier OWLのブログ(アトリエ アウルのぶろぐ)

くつと修理とその周辺…日々の記録です。

雨の日のミュール修理

2020-06-13 23:34:00 | 過去のブログ2021年10月まで




金曜日に引き続き土曜日も1日中雨でした。こんな日は誰も来ないなー(こんな日じゃなくても誰も来ませんが)と思っていたらどしゃ降りの雨の中、おひとりお客様がネットで自宅からより近い修理屋さんを探して来てくださいました。
①ミュール、中敷き交換・カカト交換・半張り(ハーフソール)
②その他ミュール2足、中敷き交換

①のみ今日欲しいということで、時間をお伝えして後程取りに来ていただくことに。

雨音と蛙の鳴き声を聞きながら。
ミュール、夏だな…としみじみ修理致しました(本当は久々の即修理で必死)。

ルイヴィトンのバレエシューズ

2020-06-13 02:53:54 | 過去のブログ2021年10月まで
ルイヴィトンのバレエシューズ
①カカトの減り補修
②左足前部分(足の甲・履き口)1ヵ所破れ
→あて革補強&縫い


↓修理前


カカト修理
減っている部分、別の資材で継ぎ足すのですが、ブランドのロゴがせっかく残っているので削りたくない…。
ということで、ロゴを避けマスキングテープの通り三日月型に加工することにしました。

まっすぐ削ってしまったほうが簡単なわけですが、やっぱり、可能ならロゴは温存したいと思うわけです(ロゴ部分も減ってたら了承をもらって削りますが)。



↓修理後、カカト
修理部分の靴底の柄は変わりますが
減りは補充され、ロゴも残せました。






↓左足破れ修理しています。





破れてしまったものは元には戻せません。継ぎをあてる=修理跡は目立つ…これは変えようがありません。

けれどもなるべく
"目立たないよう・違和感なく・強度も出す"
を目標にやっています。

今回の修理ではお客様にも喜んで頂けたと思います。