@telier OWLのブログ(アトリエ アウルのぶろぐ)

くつと修理とその周辺…日々の記録です。

紳士靴のカカト交換

2021-12-29 00:23:24 | くつ修理
■カカト交換
靴底で最も傷むのはカカトです。
くつを履いて地面を歩けばカカトはすり減ります。そのまま履き続ければ靴本体まで傷んでしまって履けなくなってしまいます。カカトのゴムは交換することができます。カカトを定期的に交換することでそのくつを長く履くことができます。減り過ぎたまま歩いていると足にもよくありません。修理代も余分にかかるし、最悪修理不可ということもあります。



今回は紳士靴のカカト交換2足です。


↓修理前





↓修理後





↓もう一足、修理後




新品サンダル、ハーフソール

2021-12-18 12:53:49 | くつ修理
■ハーフソール(半張り)
靴底の前部分ははカカトと同様にすり減ります。薄くなって穴があいたり割れたりします。
ハーフソールはその名のとおり靴底の前半分に3㎜厚前後のゴムを貼る修理です。
靴底前半分のすり減り補強・予防・滑り止め・防水修理です。


今回のお客様は新品の革底サンダルで、底にゴムを貼ってから履きたいと思って今年の夏は履けなかった…ということでした。

新品のうちからハーフソールを貼ることで、靴底本体が傷むことを予防します。修理後はハーフソール部分がすり減ったらまたハーフソールを貼れば靴底本体は傷まず長く履けるということです。
また、革底は水に弱くすべりやすいため滑り止め加工のゴムを貼ることで防水と滑り止めの効果があります。

新品からハーフソールしたほうがいいかどうかは
別に決まってもいないので
最初から貼ってもいいし
ある程度履いてから貼ってもいいと思います(すり減りダメージが大きくならないうちに修理すれば)。
素材によっては接着剤が効きにくいものもあります。


↓修理前



↓修理後






レザーバウムクーヘン

2021-12-03 11:31:24 | 革小物作成
ご注文がありました。
久しぶりに作りました。
革で作ったバウムクーヘン(に見えれば◎)です。
作り方忘れてしまっていました。
ひたすら接着剤を塗って乾かして貼ってを繰り返すんでした。
おそろしく時間がかかります。
切って貼って削って磨いて…これはもう靴修理です(^-^)

ヌメ革なので年数で焼けます(茶系で濃くなる・ツヤがでる)。

こちらはほぼ実物大(扇形にカットして個包装で売られているバージョン)です。
ちょっとかさばるキーホルダーです。

最初に作ったやつより改良しています。
もう少し小さめバージョンも作ろうかと思います。
新作思いつきました。