@telier OWLのブログ(アトリエ アウルのぶろぐ)

くつと修理とその周辺…日々の記録です。

靴修理の紹介:レザーハーフソールとカカト交換

2016-09-26 16:29:00 | 過去のブログ2021年10月まで
Alfred Sargent(アルフレッド サージェント)の靴
…1899年イギリス・革靴の聖地ノーザンプトンで創業以来親族経営で4代に渡り伝統を受け継いでいる…。
いい靴だなぁと思ってインソールのロゴから調べてみました。

前のソールが傷んでステッチが切れかけです。ゴムでの半張りをお勧めしようとしたら、しかし、ゴムを貼るのはNGだそうです。
革底靴は革のまま履きたい。
なるほど、それはそうです。
革には革で。
値段は上がりますがレザーハーフソールを
お勧めしました。
カカトも元に合わせてコンビネーションカカトのクサビ型、飾り釘も打ちます。

↓修理途中



↓修理後



ありがとうございました!



革底靴は「水=雨に弱い」というのと「滑る」という面から前のソールにゴムを貼ることをお店では勧められます。防水と滑り止め、そしてゴムが磨り減る前にまた半張りを繰り返せば靴本体のソールは傷まないため長持ちする…という考え方です。
革は革のままで…というのも最もな考えですので、どちらも正解です。

ちなみに私は
ソールが傷むのも滑るのも嫌なので
新品で数回履いてから
ゴムで半張りして履いております。





repair 小説 『 思い出のとき修理します 4 』

2016-09-06 16:33:49 | 過去のブログ2021年10月まで
靴やら修理やらもの作りやらに関する作品を
漫画から映画から小説から…アンテナに引っ掛かったものは何でも紹介しています。

以前も紹介したと思いますが、
『思い出のとき修理します』谷 瑞穂(集英社文庫)がシリーズ4冊目で完結しました。

思い出と時計修理を巡る物語です。



街の修理屋さんのメニューには
「時計の電池交換」…あります。

私、時計修理はできませんが
お店のメニューにある以上、腕時計の電池交換もやります。時計の裏蓋を開けて古い電池を取り出し新しい電池を入れてまた裏蓋を閉める。たったこれだけの作業でも
時計の内部を垣間見るにつけ
何て精密な機械なのだろうと
感心致します。
こういうものを作ったり直せたりしたら
さぞや楽しいだろうなあと思います。