ボッテガ・ヴェネタのバッグの持ち手交換です。
傍らに置いているちぎれたものが元の持ち手です。
丸い芯を入れた筒状の丸い持ち手ですが、これと同じようにはできません。専用のミシンがあるのでしょうか?元の持ち手を眺めてみるに普通のミシンでは縫えない構造です。
丸型持ち手はただでさえ難しいですが、今回のはさらに頭を捻らなければなりません。
考えた結果、薄くした革を筒状に縫って裏返して、あとから芯を通すことにしました。
短い長さで何度か試作をしてから挑んだのですが…。
何しろ本番は1メートル近くあるもので、短い時はスムーズにできたのに、まったくひっくり返らないのです。
力も要りますので手のひらが真っ赤になってしまいました。そして汗だくです。
あまりの大変さにしばらく放心してしまいました。
やっとできたと思ったら今度は芯が通らない…。
何度か失敗しやり直して、どうにか目処がついた頃には夜も更け私はぐったりしていました。
汗だくで持ち手を作るなんてことはあんまりないのですけど。
翌日はいろんな所が筋肉痛で
手に力も入らないのでした。