プチドイツビール紀行 赤城クローネンベルク（最終回）

前回の「赤城クローネンベルク」の続きです。


フードは欲張りな盛り合わせ、「ジャーマンＳＰ」を注文。

　　　　　

　　　　　

　　　　　

アイスバイン、ベーコン、ソーセージが揃ったお肉祭りです。アイスバインはこのサイズで頂けるのはあまりないので貴重なセットです。ハムは塩味がしっかりながらも、それぞれの種類の風味が活かされていて美味しい。ソーセージはこれまた塩味しっかり旨味しっかりでビールに合います。アイスバインはそれほどソルティではなく、ベーコンソテーのよう。ドッレシングのような甘酸っぱいソースとの相性が最高です。そして、意外や意外、パンが美味！温かい状態でサーブされます。麦の風味が豊かで、甘みのあるパンです。

　　　　　

　　　　　

そして３種目、ミュンヘンです。ほんのりカラメルモルトの香り。ほんのりレーズン系のモルトの香り。モルトの旨味は中程度で、ホップの程よい苦味と強めの酸味が全体を上手く引き締めます。香り、旨味、苦味、酸味がバランスよく調和した本格ミュンヘナーです。旨い！この手のビールは少しバランスが崩れると不味くなってしまうので、こんな絶妙なバランスのミュンヘナーは大変貴重です。

　　　　　

こんなマースジョッキでのビールも興味がありましたが、美味しくフードを頂いた段階で、こちらは終了し、もう一度醸造所のある「ブルーメン」に戻って４種目のビールを頂くことにしました。

　　　　　

　　　　　

そしてこちらが４種目、ボックです。スコーチに近いロースト香とモルトの豊かな芳醇な香り。まるでスィーツのよう。モルトの旨味はしっかりどっしり。酸味もしっかりで、ロースト香のフィニッシュ。香り豊かでそれ以上の重厚ボディで酸味しっかりのボックです。激しく旨い！これは非常に素晴らしい。他にはない唯一無二のボックです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、全体的に完成度が高く本格的。ファーム系の醸造所の中で最もレベルが高いと思います。ただ本格的過ぎて一般の方がそれを分かってもらえるか心配なところです。日本に居ながら、特にミュンヘンやボックのように本物のドイツビール紀行を味わえる、そんな醸造所です。

　　　　　

悪かったお天気が回復して、晴れてきました。また行こ。



赤城クローネンベルク
群馬県前橋市苗ヶ島町2331
TEL:027-283-8451

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あああ