朝からあくびが止まらないのは何故だろう。
昨日は照りつける太陽の中、村祭りの焼き鳥やら焼きソバ作りに熱中する。
午後2時30分から始まった村祭りの準備。アスファルトからの照り返しと炭火のコラボにはお手上げだ。
頭にタオルを巻きつけ奮闘する。村祭りの主役は七輪での炭火バーべキュー。我々焼き鳥部隊は最初に炭熾し。ガストーチ、うちわ、空気つめまで動員して炭を熾す。炭が熾きたら7個の七輪に入れ、各テーブルに配る。集落の人たちはそれぞれの七輪を囲み焼肉を食べ、生ビールを飲み、世間話で盛り上がりお楽しみ抽選会を楽しみにしている。
これからが本番。ドラム缶を半分切断したグリル?に炭を追加して、火力が一定になるように均すして大きな網を渡す。「この炭全部が熾きたら、相当な火力になるな~」とちょっと心配。一年前に使った網は錆びつき、黒い焦げカスだらけ。充分に火を通してから、アスファルトの路上でワイヤーブラシを使い、錆びや黒く焦げ付いたカスを取り除く。流れ落ちる汗が止まらない。最後に水洗いをして、再びドラム缶グリルの上に。
「殺菌は終了。焼き始めるぞ~」の声に「こんなんで衛生上は問題ないんだろうか?」と首を傾げたくなるが、野外のバーベキューは大胆と言うのが鉄則なのか。連日の「食中毒」の新聞報道が頭を過ぎる。
網のふちを囲むように焼き鳥を並べる。焼き鳥フォトフレームの完成だ。ここで一息。サーバーから中ジョッキに生ビールを注ぐ。見る見るうちにジョッキは泡で満たされる。「へたくそ!」と言われるが、これがまた美味しいんだな~。2口で飲み終え「今度は失敗しないように」と2杯目を慎重に注ぐ。
火からは一瞬たりとも目が離せない。焼き鳥に火が通る前に串が焼け落ちてしまうのだ。数箇所の串から火の手が上がる。子供達は匂いと煙に誘われ「焼き鳥食べた~い」と寄ってくる。さすがに丸焦げになったのをあげる訳にはいかず「味見をしてからでないとあげられない」と一串を頬張り、ジョッキからグイッと喉に流し込む。「ぷっは~」とまるでビールのCMを見ているようだ。焼き鳥はたれと塩こしょうで味付ける。たれも良いが塩こしょうも捨てがたい。野外で食べるのはどうしてこんなに美味しいのだろう。
次は網を鉄板に替えて焼きソバ作り。「いい加減にこの場所から離れたい・・・」と炭火の火力に顔を背ける。焼きソバ作りはかなり大胆に。鉄板に油を引いてもやし、キャベツの切ったのを放り込む。次に鉄板の大きさに合わせてもやしとキャベツを均し、麺の床を作る。何故かこの床作り?に美学を感じるのか丁寧な作業。でも、時間の余裕はない。素早くこなさないと焼きついてしまう。素早く麺を袋から取り出し、その上に乗せる。何人分なんて誰も気にしていない。麺を乗せたら、ジョッキの生ビールを惜しげもなくかける。次は醤油、焼き鳥のたれ、粉末のスープをテキトーに入れてかき混ぜる。唯一のこだわりはもやしとキャベツに塩こしょうと麺に生ビールをかけることぐらいか。とどめは辛みそで激辛仕上げ。「辛い~!!」と文句が続出するが笑いながら「黙って食べろ~」と相手にしない。生ビールに合う味に仕上げた「今年の村まつり激辛焼きソバ」でした。
「来年は絶対食べる方に回る」
今朝も7時起床、頭が多少痛い。二日酔いか・・・。