貧乏父さん奮戦記

早く「金持ち父さん」へ改名したいのですが・・・。

“のりたまでピザ”

2011年05月19日 | 日記・エッセイ・コラム

「カネ、カネ、カネ・・・・」とお金の事ばかりを考えていると、身近なものに気がつけなくなる。

新聞で見た記事もそうだった。見逃すと言うか文字が目に入らないと言った方が分かり易い。

“のりたまでピザ”の文字だけ眺めていたような気がするが、次の瞬間にはページをめくっていた。

冷蔵庫の中にラップに包まれたご飯の塊を見つけた時に、フラッシュのように閃いた。記事なんかまったく読んでいないのに・・・・・。塊から視線を移すと冷蔵庫の隣の棚には「のりたま」があったのはご愛嬌という事か。デジャブとは違うよな~とポツリと言葉がこぼれる。

すぐに新聞を切り抜き、食材を準備する。なんせ“一般公募ののりたまレシピコンテストで入選した料理”で正式には「のりのり・たまたま・親子ピザ」

「へぇ~。そうなんだ。すべてはアイデアしだい。試してみる価値はある」

台所でごそごそやっていると「何するの~?・・・・」と妻が聞いてくる。

普段やったためしがないのに、妙な動きをすると気になるらしい。

「のりたまでピザ。新聞にのっていたので作ってみる」

「じゃ~私は何も作らなくていいのねぇ~・・・・」

ビールのつまみぐらい作ってほしいと口からこぼれるのを押さえ込む。

どうせ上手く出来ないと決め付けている。

こっちも試しに作るだけ、当てにしないで欲しいと電子レンジでご飯を温める。

レシピ通りに作ってみたが、出来上がりが写真のようにはいかない。

どうも、ピザというよりお好み焼きと言った方が早い。

2回目はもうちょっと薄力粉を多めにするか・・・・。

上手く行かないのはピザの形に盛り付けてから、フライパンで焼いた後に問題があった。

形が見事に崩れてしまうから・・・・。

匂いに引き付けられる様に「これ食べていいの?」と次男がやってくる。

「上手い!」と言う声に引きずられるように娘も食べ始める。

3回目は溶き卵の塗る量を少し多めにする。フライパンで両面を焼く時に形を崩さないようにする為だ。香ばしい海苔の香りが食欲をそそる。ビールのつまみに合うのではないかと密かな期待を寄せる。でも、ひっくり返すと同じ結果に。仕上げにマヨネーズを薄く塗ってのりたまをまぶして出来上がりだが、マヨネーズはお好み焼き風に碁盤の目にトッピングしてからたっぷりとのりたまをまぶしてみた。

「どうやったら写真のようになるんだ!」といらつきながら4回目のチャレンジ。

4回とも結果は同じ。せめて最後の仕上げぐらいピザに似せようということで「すきやきでピザ」とレシピを追加する。

我が家には「のりたま」「すきやき」「ごましお」のふりかけ御三家が並んでいる。でも、「ごましおでピザ」はありだろうか?・・・・。「今回は止めておこう」という事で、5回目のチャレンジは後日と追う事になりました。

自分で言うのもなんだけれど、形以外はなかなか上手く出来ました。「ごはんでビール」じゃないけれど、つまみとしても美味しかったです。

“発想次第で、のりたまの楽しみ方はまだまだ広がりそうだ”と書いてあったが、まさに目からうろこでした。

皆さんも是非お試し下さい。

今朝も6時起床、発想次第ねぇ~。ロト6の数字も発想次第か・・・・・。

コメント
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