貧乏父さん奮戦記

早く「金持ち父さん」へ改名したいのですが・・・。

ママチャリ。

2011年05月20日 | 日記・エッセイ・コラム

日曜日の夕方、友人から突然の「全員集合」と電話が入る。

仕事から帰ってきて風呂から上がり、これからビールでも飲もうかなぁ~と思っていた矢先の出来事だった。

二つ返事で自転車に乗って出掛ける事にしたのです。

風呂入ったものの汗かくなぁ~なんて思いながらも、夕暮れ時の景色は喉越しの要求を加速する。

一汗かいた後のビールがまた美味しいのだとルンルン気分。

娘が生まれてから買ったママチャリは15年以上は使っている。前輪はボロボロで溝がなくなり、スチール部分が飛び出している。良く見ると蛇の抜け殻のような感じだ。いつパンクしてもおかしくないが、ここまで使うとタイヤも本望だろうと考える。後輪はなぜ溝が残っているのが不思議なくらいだ。きっと知らない間にタイヤ交換したのだろう。耐久性のテストじゃあるまいしなどと思ってみるが、よくぞここまで使いましたと言うのが本音だ。

行きは順調だった自転車も、飲み会がお開きになり、帰る時になると異変に気が付く。

辺りはすっかり夕闇に囲まれ、ふらつく足で前のかごにお土産のわらびを入れ、飲みかけの缶ビールを片手に「じゃ~またね~」とペダルを漕ぎ出す。やけにショックがじかに伝わるな~と街灯の下で前輪を見たらペチャンコに潰れている。

「パンクだ!参ったね~」と呟くもアルコールの作用で「行きはよいよい帰りはこわい」と鼻歌混じり。

がたつくハンドルを左手でぐっと握り締め、右手は500ミリの缶ビールを喉に流し汲むのを忘れない。段差はブレーキをかけるが、ショックでビールが零れ落ちる。

「もったいない。もったいない」なんて呟きながらも、自転車は右に左に蛇行しながら進む。しらふだったら「あったまきた!」なんてきっと叫んでいるだろう。こんな時にアルコールは気分を和らげてくれるから憎めないのだ。完全なる酔っ払い運転。無事に帰って来たから良かったものの・・・・。

今迄使ってきたから愛着はあるしどうしようかと思っていたら、2日後には新品のタイヤが付いていた。

「このタイヤがボロボロになるのは何年先なんだろう?・・・・」

なんて考えいたら自然と顔がニヤついていた。

おじさんは「物は大事に使えば長持ちするんだよ~」と颯爽と自転車に跨り、宝くじを買いに行きましたとさ。

今日はナンバーズ4で勝負だぜぃ~!!

今朝も5時15分起床、「めでたし、めでたし」は結果発表の後で・・・・。

コメント
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