今月のはじめ、約2年振りにジュンク堂へ
吸い寄せられる様に行き、素晴らしい本に
出会いました、石川忠久著「漢詩人・大正天皇」
京都店の3階に漢詩関係のコーナーがありまして、
その棚の中で、私の来るのを待っていたかのような
熱い眼差しを感じました。そこにこの本があったのです
明治天皇と昭和天皇の間でひっそりと、在位もわずか15年
誠に申し訳ありませんが、印象に残っていなかった大正天皇
ところがこの本に接して、将に目からうろこが落ちました
なんと!48年の短い生涯の中、1367首の漢詩を残された
歴代の天皇さまの中では、群を抜いた数なのです
第二位が江戸初期の後光明天王で98首、
因みに三位は平安初期の嵯峨天皇で97首、
まして大正天皇は明治29年から大正6年までの
22年間で1367首、毎月5首から6首のペースなのです
その数ある中に、乃木希典の名前を見つけてびっくり
「乃木希典の花を惜しむ詞を読みて感有り」という題です
草長び鶯啼いて日沈まんと欲す
芳桜花下花を惜しむこと深し
桜花再び発いて将軍死す
詞裏長く留む千古の心
乃木希典の和歌「花を惜しむ」とは・・・・・
色あせて梢にのこるそれならで
散りし花こそ恋しかりけり
大正天皇の皇后さま《貞明皇后》も天皇と同じ題の詩がある
因みに今私は、天皇、皇后の詩に乃木さんの和歌を入れた
構成吟を作譜中で完成すれば是非披露したいと思ってます
吸い寄せられる様に行き、素晴らしい本に
出会いました、石川忠久著「漢詩人・大正天皇」
京都店の3階に漢詩関係のコーナーがありまして、
その棚の中で、私の来るのを待っていたかのような
熱い眼差しを感じました。そこにこの本があったのです
明治天皇と昭和天皇の間でひっそりと、在位もわずか15年
誠に申し訳ありませんが、印象に残っていなかった大正天皇
ところがこの本に接して、将に目からうろこが落ちました
なんと!48年の短い生涯の中、1367首の漢詩を残された
歴代の天皇さまの中では、群を抜いた数なのです
第二位が江戸初期の後光明天王で98首、
因みに三位は平安初期の嵯峨天皇で97首、
まして大正天皇は明治29年から大正6年までの
22年間で1367首、毎月5首から6首のペースなのです
その数ある中に、乃木希典の名前を見つけてびっくり
「乃木希典の花を惜しむ詞を読みて感有り」という題です
草長び鶯啼いて日沈まんと欲す
芳桜花下花を惜しむこと深し
桜花再び発いて将軍死す
詞裏長く留む千古の心
乃木希典の和歌「花を惜しむ」とは・・・・・
色あせて梢にのこるそれならで
散りし花こそ恋しかりけり
大正天皇の皇后さま《貞明皇后》も天皇と同じ題の詩がある
因みに今私は、天皇、皇后の詩に乃木さんの和歌を入れた
構成吟を作譜中で完成すれば是非披露したいと思ってます