先日テレビで由紀さおりさんのワンマンショーを見ていまして・・・・・
アメリカの≪ピンク・マルティーノ≫とのコラボ「1969」が 世界中で
ヒットしたのがちょうど3年前、残念ながらこのアルバム手にしてません
因みに【1969】とは由紀さおりさんのデビューした歳なんですって
お正月に買いたいと思っています、・・・・と言うのがテレビを見ていてです
ピンク・マルティーノがどんな演奏をしているのか分かりませんが
このワンマンショーのバックミュージシャンの素晴らしかったこと・・・
もちろん由紀さおりさんの素晴らしさは言うまでもありませんが
中でも、美空ひばりの『哀愁波止場』が圧巻でした、導入部の澄み切った声
「おど~まぼんぎりぼ~んぎり・・・・」あたりは、ひばりの低音の声がそのまま・・・
他にも西田佐知子の『アカシヤの雨が・・・・』いしだあゆみの『ブルーライト・・・』
そして最後にデビュー曲「夜明けのスキャット」を聞きながら・・・ふとタイトルの・・・
そうなんです、あれからもう31年が過ぎ去ろうとしている・・ナント松40歳の時やわ~
お相撲の世界へお付き合い下さい、皆さん【若三杉】と言う関取ご存知かな
二代目の横綱【若乃花】を継いだのです、お家騒動に巻き込まれますが・・・
昭和58年に引退、親方【間垣】を襲名します、この引退・襲名披露の席で詩吟を・・・
当時、私【谷藤松】のお弟子さんだった、京都は貴船の料理旅館≪ひろや≫の
女将さんから「是非【間垣】に詩吟を吟じてやって欲しい」と頼まれたのでした
≪ひろや≫さんは当時【若島津】や二代目【若乃花】を贔屓にしていました
特に、【若乃花】には巡業中の稽古部屋へ差し入れをしたりの応援ぶりでした
さて当日、ひろやさんと一緒に東京へ、まず国技館の引退相撲を見学・・・
ひろやの旦那さんは断髪式に土俵へ上がられたぐらいでした
襲名披露は百恵ちゃんが結婚披露をした高輪プリンスでした
司会がスリーファンキーズの長沢純さん、ゲストに新藤恵美さんも登壇
そして由紀さおりさんの登場です・・・歌はもちろん「夜明けのスキャット」でした
流石に凄いな~と感心して聞いていたら、肩をトントンと・・・・・長沢純さんが横に
「次ですのでスタンバイお願いします」と・・・・・エエ~由紀さおりのあと~
舞台に上がって一番に言ったのが「美女のあと野獣が出てきてすみません」でした
吟じたのは西郷南州の『偶成』です、
幾たびか辛酸を歴て志始めて堅し
丈夫は玉砕するも甎全を恥ず
吾家の遺法人知るや否や
児孫の為に美田を買はず
最後の『児孫の為に美田を買わず』の言葉を餞に贈りたくて撰びました
本当に懐かしい、私の貴重な思い出の一ページです
ただ残念なのは・・・その時の写真が見つからない事です
今年もあと・・・・6時間となりました・・今年も≪松ひとり言≫にお付き合い
誠に有難う御座いました、
思い返せば、取材に色んな処へ行きました
ガラシャの棲息地「味土野」、小督の局を訪ね「清閑寺」へ
十一月には村上たかの金幅寺と園光寺へと、「青春18きっぷ」も・・・
来年も色んな場所へ・・・取材にそしてブログに・・・・・・
どうぞ良いお正月をお迎え下さい
そして・・・みなさまにとって素晴らしい≪ひつじ歳≫でありますように