毎朝、五時起きで、聖教新聞を25年ぐらい配っています
今朝、桂川の畔にあるマンション越しに涼やかで可愛い声が・・・・
昨日まで寒い日が続いていて、桜の開花が遅れるかな~?と
心配していました、と言うのは4月3日に嵐山で詩吟の会を開くので
毎年恒例の、保津川畔の≪らんざん≫での開催なんですが
滋賀県から兄弟会の典流さんが期待して来られるので開花が心配なんです
でも今日の突然の温かさと、ウグイスの声に勇気を頂いた気分です・・咲きますよきっと
ウグイスと言えば、写真や絵画で ”メジロ” が代役を務めているのがありますね
確かに・・・声とは裏腹に姿はあまり宜しくありません
同じ、梅にウグイスなんですが!メジロの方がウグイスらしいとは本物に失礼かもね
ウグイスと言えば、杜牧の≪江南の春≫が思い浮かぶ・・・
千里鶯啼いて 緑紅に映ず (せんり ウグイスないて みどり くれないにえいず)
水村山郭 酒旗の風 (すいそん さんかく しゅきの かぜ)
南朝四百八十寺 (なんちょう しひゃく はっしんじ)
多少の楼台煙雨の中 (たしょうの ろうだい えんうのうち)
長閑な江南地方の春を満喫している羨ましい詩
見渡す限り、広々と何処までも広がる、彼方此方から鶯のさえずりが聞こえる
柳の緑、花の紅が合わさり、又移りあい素晴らしい美のハーモニーを見せている
眼を転じると水辺の村、山あいの町を望む事が出来る
そしてその町の酒屋さんの店頭には酒の旗印が翻っているのが見える
歴史を紐解くと、あの南朝の時代には四百八十もの寺が建てられていたと言う
今もその頃の名残を留めて、数多くの寺院の建物が春雨の中に
ぼんやりと霞む寺院が眺められる
杜牧は春景色が好きなのか、他にも(漢江)や(清明)などに窺がえる
今は4月3日の天気と桜の開花を祈るだけである・・・
最後に今出来上がったプログラムの表紙を見ていただきましょう
鶯に4月3日の全てを託しながら・・・・おやすみなさい