このブログでは息子の成長を発達指数(DQ)や知能指数(IQ)という指標で報告してきましたが(療育と発達検査の略歴),その中でいまいち伸び悩んでいたのが言語です。
読むのも書くのも小学校就学前からできてはいたのですが,口から発する日本語がとても不自然で,発達検査でも言語の項目はおおよそ2年遅れくらいという判定が続いていました。
言語は成長が難しいかな,なんて考えていたら,4年生から5年生に上がるくらいのときの言語検査(LCSA検査)で急に評価が上がり,読解能力(リテラシー指数)にいたっては114と,100を超える結果が出ました(10歳2カ月)。
この間,何をしたかというと,母としては特別な療育はしていません。
ですがこのことは息子の本を読む量が増えたことと関係していそうです。
学校の休み時間やデイで,外遊びに行かずただただ本を読んでいる。
家ではゲームもするけれど,ゲームをしてはいけない時間はやはり本を読んでいる。
本と言っても,最初に自分から夢中になって読んだのは,「コロコロコミック」と「でんじゃらすじーさん」など,正直,あまり言語能力には直接関係しなそうなものばかり(小学校入学直後)。ただそこで,本を読むことの楽しさを知ったのだと思います。
その後,エグスプロージョンの「本能寺の変」にはまったことから,織田信長の伝記漫画などを与えてみました(9歳0カ月)。最初はまったく読んでくれませんでしたが,1カ月後くらいに手に取るようになり,以降,いろいろな歴史漫画や伝記漫画を読むようになりました。
歴史や偉人に興味が出てきたところで,漫画でなく児童書も与えるようにしてみました。文章ばかりはきついかな?とも思いましたが,意外とすんなり読んでくれました。
「科捜研の女」がきっかけでミステリーにも興味を持ち,児童向けの「シャーロック・ホームズ」や「怪盗ルパン」シリーズも読んでいます。
今では科学本もかなり読みます。学研の「〜のひみつ」シリーズほか,漫画になっている歴史的名著「種の起源」なども気に入って繰り返し読んでいます。
興味を持ちそうな本をamazonで購入すると,次々と似たような本をサジェストされるので,amazonに提案されるがままに次々に本を購入して息子に与えました。
そういうわけで息子はすっかり本の虫。
本ばかり読んでいると「(療育的に)もっと運動した方が…」とよく言われたりしますが,本の虫もそれなりにいい面もあるのではないかなと母は考えています。