相手の立場になればわかる

店や銀行で「ご用件はなんですか？」と聞かれることに違和感を感じる・・・という話をネットで見た。
どういうことかと言うと、たとえば携帯ショップにディスプレイされている機種をぶらりと見に行ったとする。
この時点では新しい機種を買う気はなく、いわゆるウィンドウショッピング。
でもいざ店に入ったら、すかさず店員さんに「ご用件はなんですか？」と声をかけられる。ただ見に来ただけだから、ご用件というほどのことでもない。
用があったらこちらから何らかのアクションを起こすから、それまで放っておいてほしい・・・というわけだ。
まあ確かに私も人見知りで、知らない人とコミュニケーションを取るのが大の苦手なので、不必要に話しかけられるのは嫌だ・・・という気持ちはわかる。
でも、店側はあくまで「サービス」として行っているわけで、逆に言うと「客に言われるまで声をかけないのは不親切」だと思っている節がある。
実際、中には「店内をぶらぶらしてても店員さんが誰も話しかけてくれない。売る気がないのかなあと思ってしまうし、相手にされていないという寂しさを感じる」という人もいる。
でもそういう人と、そうでない人を一瞬で判断できるわけがないので、とりあえず先手必勝！とばかりに声がけするのだと思う。
だから、「ご用件はなんですか？」に対して、決していい思いをするわけではないけど、かと言って「なんでこんなことするの？」と目くじら立てることもない。
相手の立場になって考えればわかることだと思うんだけどな。