安心・安全に利用できる日はいつになるのかな

私はこれまでベビーシッターを利用したことがないからわからなかったのだけど、今はインターネットでベビーシッターと保護者を仲介する「マッチングサイト」なるものが存在するらしい。
待機児童問題が解消されない現在、やむを得ずベビーシッターを利用する人が増えているのだけど、いざベビーシッターを使おうと思っても、どこで誰に相談すればいいのかわからないもの。
マッチングサイトは、そんな保護者と個人のベビーシッターの出会いの場を提供することを目的としたサイトで、仕事をしたいベビーシッターと、子供を預けたい保護者の利益が一致している便利なサイトとして知られているみたい。
こういったマッチングサイトは結構多いのだけどサイトに登録している個人シッターのうち、都道府県への届け出を出しているところはほんのわずか。
2014年3月に、ベビーシッターを名乗る男に預けられた男の子が死亡するという痛ましい事故を受け、今年4月から個人シッターの都道府県への届出は義務化されたのだけど、それにもかかわらず、多くのシッターが届出を出していないというのが実状らしい。
一応、違反者には50万円以下の過料を科すという制度に改正されたのだけど、それでも守っていないシッターが多いんだろうな。
もちろん、あんな事件を起こす人間の方が少数派だろうけれど、やっぱり無届けのシッターさんに大事な子供を預けるのは保護者としては不安だよね。
なのでマッチングサイトの規制も強化してほしいところなんだけど、一方で、そういうことをすると質の悪いシッターが闇サイトに流れるんじゃないかという指摘もあるらしく・・・。
確かにその可能性は否定できないわけで、そうなると闇サイトの仲介を受けた悪質シッターによる事件が連発･･･なんてこともあり得るよね。
上手に使えば待機児童問題を解消できるひとつの手段になると思うんだけど、安心・安全に利用するのはまだまだ難しいのかなあ・・・。