立冬椿

今を生きるので精一杯な一匹狼

長い夜

2018-04-29 02:47:09 | 日記
毎度、サブローでございます。夜勤でした。

先日は、夜2時半まで上役に引っ張り回されておりまして。
ボロアパートまで帰る体力が無かったので会社に寝泊まり。
そして今日の夜勤をこなして、今ようやく落ち着いたって感じです。


先日の夕刻。


元主任が最後の給金を取りに来た。
早朝勤務だった僕と後輩クンも「お疲れさま要員」として社長室に呼ばれ、
缶チューハイを手に乾杯。名目は送別会。いや、何回すんねん。アホか。


「ようし、あったまって来たな。そろそろ肉を食いに行くぞっ!」



社長の一声で焼き肉屋へ移動。
僕だったら近寄ることすら憚るような高級店である。


まず酒から。実は、さっきのチューハイが、ジャブのように効いていた。
危機感を抱いた僕は、カシスオレンジとかいうカクテルを選択。
軽そうだなと思ったからだが、このチョイスは正解だった。
ソフトドリンクと変わらんやんけ。ふぃ~助かった・・・本当に。


暫くして後輩クンがトイレ直行。20分経っても帰還せず。僕が行く。
声をかけたら反応はある。が、頭痛と目眩が酷いらしく動けないらしい。
幾つかのヘルプを提案したけれど、少し待ってくれ、とのこと。


そして更に30分経過。当然、店員に半ギレされる。
声をかけたら、頭がぼうっとする・・・とのこと。


「おぅそれは前からや。店の人が、2階の空き部屋を用意してくれた。とりま、そこ行くぞ。」


なんとかドアを開けさせて、抱えるようにして後輩クンを外へ。
その様子を見て社長。


「もうええ。タクで帰れ。」


めでたく?タクに放り込まれることになった後輩クン。
上手いことやりやがってぇ・・・。でも待てよ。これは一緒に抜けるチャンス!
はいはーい!僕行きます!と付き添いを申し出たが却下され、元主任が抜け出す。



奴らを店の外まで見送った僕は、部長と社長がいる重苦しいテーブルへ戻る。
社内秘のお話を延々聞かされて、また余計な荷を背負うことになってしまった。
大改革ですわ。ウチの部署にヤバイの来ますわ5月に。歴史に残る大地震が。



その後、スナックへ連行される。ママと娘2人がお出迎え。
社長は途中、別件にて退室。部長と僕だけが残される。

ママ手作りの旬の料理を肴に、芋のロックをちょびちょび呑む。
皆でカラオケしたり、お喋りしたり。日付変更してもまだ続く。

そのうち、酔いが完全にまわって、姉が寝る。ママが寝る。
さぁお開きにしましょ!ヤバイでしょ、明日も仕事あるんですよ!と
部長にアイコンタクトするも「もうちょいだけ」と返ってくる始末。


「てんめぇ・・・!いつも終電がどうのと理由つけて帰りたがるくせによぉおお!」


そう睨む僕と部長と妹さんで、まだまだ夜を行く。
そして遂にお開き。夜2時半。止めなかったら朝日拝んでたわ。いやマジで。
それか俺の鉄拳で、止まらない部長の人生を止めてたわ。危ない危ない。


経理担当の姉をつついて起こし、めちゃくちゃ歪んだ字の領収証を受け取る。
ふらふらの娘二人が外まで見送ってくれる。僕もかなり酔ってたと思うがそれ以上だ。



部長「お疲れさん。そうだ、なんか食ってく?」


 僕「・・・は?アンタ、明日の朝6時起きでしょうが!死ぬ気かっ。」



名残惜しそうな部長をタクにぶっ込んで、ようやく僕の長い夜が終わった。
まぁ昔はよく朝まで、なんてコースもあったけれど、今回のでも普通にしんどいわ。
会社に戻り、設備室のソファに、着の身着のまま倒れ込んでご臨終。
今朝方早く、会社を出てボロアパートに帰る。少し寝てまた出勤。夜勤をこなす。


今、自分がどこに存在しているのかが分からん。
連休までもう少し。持ち堪えてくれ俺の身体。

そう言えば、最近、左胸だったかな、めちゃくちゃ痛んだのよね。
過度のストレスか煙草の吸いすぎか。あ、ヤベェこれって感じ。

ぐいぐいっ!と背中から指で圧をかけて時間を置いたらラクになったんだけども。
そうね、先に言っておきます。皆さん、さようなら。良い人生を。グッバイ。







じゃがりこ道は続く。サラダチキン味。


もういい。帰れ。