今日の午後、この暑いさなか、義姉のホームへ出かける。
あちらのホーム長さんとの面談だ。
今後の義姉の生活をどのようにするか…と言う相談会だ。
義姉のホームは、少人数(30名くらい)なので、きめ細かく看てくださる。
一人でマンションに暮らしていた時のことを考えると、さすが、高額を取るだけのことは在る。
安心感が違う。
大雨の時なども、一人でどうしてるだろうか…と言う心配感は抱かなくてもよくなった。
この暑さにも、館内は適温で、義姉は快適に暮らしているだろう…。
今日は、まだしのぎやすいだろうが、東京は連日、異常な暑さだ。
「行きたくないな! 電話で延期してもらおうか…」
と、主人はこぼす。 自分の姉だろうに。
正直、私だって、行きたくはない。
でも、96歳の義姉だ。
先延ばしは…不安だ!
義姉とは12年間一緒に暮らした。
姑は、義姉の世話をまめまめしくみていた。
働いて帰ってくるのだから…と、冷ご飯は決して出さなかった。
遅い帰宅時間に合わせて、二度目のご飯を炊く。
当然、残りは冷ご飯になるのだけれど、それは姑と嫁(私)が食べる。
昭和の時代に、こんな差別が…と、口には出さなかったが、義姉を呪った。
義姉の言い分はこうだ。
婿を取って、この家を継ぐはずだった! それが19年も経って、弟が生まれて、自分は嫁にも行けず、弟が憎い!
舅・姑が80歳代になったとき、義姉は独立するから…と言って、マンションを買い、家を出て行った。
親の介護に手が必要…と言う時、
「あんたたち(弟夫婦)の世話にはならないわ!」
と、啖呵を切って、出て行った。
それなのにどうだ!
今は、何から何まで、弟夫婦の手を煩わしているだろうに…。
複雑な思いを胸に、ニコニコした顔をしながら、義姉を訪問する。
私は、なんて偽善者なのだろう…。😢