今は、昔に比べ、変化のスピードが格段に速くなった。
昔のように、時間経過によるスコープ変質がなければ、スコープは固定できる。
スコープが固定できれば、成果物を作るための活動が固定できるから、ガントチャートが作れる。
緻密で美しいガントチャートを見ると、それだけでプロジェクトが成功した気になったものだ。
スコープ基準の開発がはまるケースは、例え、プロジェクトの初期段階で、情報が乏しくても、じっくり分析し、リスクを特定し、丁寧に計画すれば、実行可能性の高い実装プランをつくることができたからである。
だが。。
近年は、利用者である顧客自身も要求が見えない状況である。。
今後は、時間基準で、スコープを最適化するアプローチになるだろう。
スコープを決めてから計画するのではなく、スケジュールを決めてからスコープを選ぶ。
スコープの一部分でも、早い段階から届けていく。どうしても不足があれば、次のリリースで補完する。
人生の時間は限られている。したいことがたくさんあるから、300年も1000年も生きられるわけではない。人生の与えられた時間で、生きる活動を最適化する。
あなたは、何歳で、どうなっていたいだろうか?
あなたのプロダクトは、いつ、何をリリースしたいだろうか?
時間基準の進め方は、人生の進め方と同じだろう。
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