プロジェクト・マネジメントの要諦The Key to Project Management

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ゼロから新たに生みだす。既にあるものを作り替える。
楽しみながら考えていきましょう

アジャイル型開発とガントチャートの使用について

2017-11-17 | 方法論

ガントチャートは、ヘンリー・ガント氏が考案したプロジェクトのスケジュール表です。

各タスクの開始日・終了日をバーチャートで表現します。計画駆動型開発では、半分できたら50%と記して予実管理していきます。

アジャイルコミュニティーではガントチャートを見かけません。プロダクトのロードマップをマイルストーン・チャート形式で表すことはありますが、ガントチャートをにらめっこしながら日々アジャイル開発を進めている人は見たことがありません。

代わりに、タスクボードとバーンダウンチャートを使います。バーンダウンチャートはスプリントやリリース単位で作成し、週や月単位で残作業をチェックしていきます。

基準となる「理想線」は、左から右に時間の経過と共に右肩下がりになります。そして、実際の残タスク時間を日々プロットしていきます。下がった分だけ、作業が完了したことを表します。最終的に、残タスクが0になれば全てのタスクが完了したことになります。

アジャイル開発では、作業進捗をタスクボード(チームボード)とバーンダウンチャートを使って、追っていきます。

割り込み等でスコープが増えることが多い場合は、バーンアップチャートを使ったりもします。

いずれのケースでも、ガントチャートは作業の規模が大きく、完了するまでに数週間から数ヶ月かかりますので、開発チームが日々の作業進捗をチェックし、同期をとるのには適しません。

ガントチャートは従来型進め方の産物と言えるでしょう。

スクラムでは、日々の進捗を朝会(デイリースクラム)を通して追っていきます。

朝会についてはこちら

 


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