路地裏のドリブラー

純粋にサッカー選手を夢見る小学生兄弟のサッカーブログ

お絵描き

2011-11-22 22:16:13 | まったり
習いに来る子供は、例えれば「真っ白な画用紙」
預かった指導者がその真っ白な画用紙にサッカーの絵を描いてやる。
綺麗に、順序良く下書きをし、上に綺麗な色を塗ってあげる
預ける親にとっては心配で心配でたまらないのではないだろうか・・

週末になるとお父さん、お母さんが大切な「真っ白な」子供を連れてくる。

いつかはサッカー選手に、そんな意気込みで連れて来られているご家族もあれば、
そんな夢みたいな事は町チームに考えていないまでも、
子供の純粋な夢に付き合ってあげている家族だったり。
多くの親は子供に、サッカーを通して、何を教えたいのかな? 


自分の子供を他人に預けるのは親としても勇気がいることだ。
何をさせても我が子がピカイチ、運動神経も良くて、頭の良い子供だから! 
そう言い切れるご家族なら、、何処へでも自信をもって送り出す事が出来るだろう
我が家に限ってはそうはいかない
だから、太っ腹で「行ってこい!」だけで我が子を送り出すことの出来ない自分・・
子供にサッカーをやらせてみて、自分の様々な欠点が浮き彫りになった。

心配で、毎週毎週、恐る恐る子供の様子を見に行くのだが、
「OXOXだろ!ボケッ!」
その度に萎縮して、ピッチ上でフリーズしてきた我が子・・
きっと怖くて頭の中が真っ白になり、良い動きどころか、右へも左へも動けなくなる。

私も見ていて、まるで自分が叱られているかのような錯覚に陥る・・
長男は自分に似ているから、余計ヤキモキしてしまうのだが、これが大きな落とし穴だったとは・・



それが耐えられなくなった時期があり、
私までもが子供にキツく当たり、
出来なかった事を長々お説教したり、夜になるまでグランドでしごいた事もあった。
辞めろ、辞めろ、何度言ったか分らない。

それでも「嫌だ!俺は絶対に辞めない、絶対に頑張る!(>< 」
なんと酷い親だ。。。。
そのことを妻に本ギレされた事も度々あった。。

だいぶ前、風呂で1度この事を兄に謝った事がある。
「悪かったな。お前と俺、本当はよく似ててな・・、お前が怒鳴られると悔しくって悔しくってな、
何でそんな事くらい出来ねえんだっ、みたいに八つ当たりしてきた」
「飲み込みの早いKaeとも比べてばかりだった・・」

「もういいぜ、好きにやれ!お前のサッカー人生はこれからだから・・
5分で降ろされても良いじゃん、自分がその時、その瞬間に思ったプレーをやれ!」
「酷きゃ、いつでも連れて帰ってやるから、ビビらずに自分の考えを通してこい」
「だからパス??シュート??みたいなプレーだけはすんな、球に勢いが無くなるからな」

・・・・・泣いた。泣いた。 やっぱり相当辛かったんだろう・・m(_ _)m



今はだいぶ違う、
相変わらず怒鳴られてるが、ビビンんねえ(笑)
先日も好き勝手にやっていた。(我が家にとっては大きな進歩だが・・)

「今日もお前だけには凄かったな~、ビビッたか?辞めるか?いいぞ?」
と言ってやったら、
「ああ、あれ?平気だよ、もうすぐトレセンの時期だし、
俺なんかが推薦してもらえるかは分かんないけど、それまではちゃんと頑張って行くよ!
来年にはSCSのトップクラスにも入りたいし」

そうか、そうか、、良いじゃ~ん♪
でもさ、、トレセンに推薦してほしかったらさ、、もうそろそろ覚えなくっちゃ(笑)

ウチの子供を人一倍心配し、可愛がってくれてコーチも怒鳴ってくれるのでしょうm(__)m
お影で親子の信頼関係は取り戻しつつありますわ。

子供は真っ白、絵を描くのはコーチ。
親は子供の背番号へ、一心に、一番のサポーターになってろう!


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