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先月6月22日に、フリーアナウンサーで、歌舞伎役者11代目市川海老蔵夫人、小林麻央さんが亡くなりました。
享年34歳と、まだお若くて、小さなお子さんがいらっしゃる中、闘病むなしく帰天されました。
実は私も小林麻央さんのこと、医療者として、また信仰者として、影ながら応援しておりまして、このブログでも、もっと早くに追悼記事を書きたいと願いつつ、今に至りました。
ただ、ご主人の属する歌舞伎界が、神習教と言われる日本神道の教えを奉じているとのことですし、真央さん御自身も、とても信仰心篤いご家庭に生まれ育ったとのことで、一安心であります。
縁がなければ、死後の旅立ちが厳しくなることがあります。
宗教に縁があり、また愛される徳をお持ちの方ですから、時来れば、本来の天上界(恐らく竜宮界?)に、御還りになるものと信じます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%BF%92%E6%95%99
しかし、自分よりお若い方が亡くなることは、いくら医療者として経験を積んだとて、いつまでたっても、心穏やかに受け入れることができません。
ただ、お若い方が亡くなるには、多くのまわりの方々に、「死とは何か」また、「人生とは何か」という、人間としての根源の問いかけを提供してくだっていると思うのです。
麻央さんは国民的な知名度もあり、また多くの方から愛される方でしたから、彼女が人生を賭して残した問いかけは、なおさらながらに、彼女を知る多くの方々にとって、悲しみと共に深いものとなったと思うのです。
彼女の、人生を懸けた人々への愛に、心より感謝申し上げます。
それは、尊い尊いお仕事だし、人類への貢献だと思うのです。
そういう方がいらっしゃらないと、ともすれば人は、人生を深く考えることもなく、無為な時間を、膨大に費やしてしまうからです。
私も22歳の時、大好きだった叔父を亡くしたことがきっかけで、「死とは何か」「人生の意味は何か」を考えるようになりました。
それまでの私は、恥ずかしながら、人生について、深くは考えてはいなかったのです。
しかし徳を感じる麻央さんですが、如何せん、まだ34歳と若く、また小さなお子さんもいらっしゃる身の上です。
「未練を絶て」とか「執着をなくせ」というのは酷というものです。
このような時こそ、宗教の出番だと思うのです。
今セカンドランで、各地で上映中の映画『君のまなざし』で、水月ゆうこ演じる巫女のあかりが、手塚里美さん演じる死後直後の幽霊(夏希)を諭すシーンがあるんですね。
それはとある登場人物の肉体に幽霊を憑依させて、つまり幸福の科学的に言えば、霊言させているんです。
「そのシーン、真央さんに届け」と願いつつ、それが『小説・君のまなざし』(大川宏洋著)にも書かれていたのでご紹介すると、
夏希 「私の名前は……佐藤……夏希…」
あかり「佐藤夏樹さんね。あなた、今自分が死んでいるってことは、わかる?」
あかりは、諭すような口調で、幽霊に問いかけた。
夏希 「私は……死んでる、の……?」
あかり「ええ」
夏希 「そんな……じゃあ、今話している私は?」
あかり「自分の体を触ってみて」
あかりに言われ、自分の手や足におそるおそる触れる。夏希は〇〇の身体に驚いて、ぱっと手を離した。
夏希 「嘘……!私の身体じゃ、ない!」
あかり「そう。今はあなたの『霊体』が、この人の『肉体』に憑依してしゃべっているの。わかる?」
夏希 「そんな……霊?いったい、どういうことなの?」
あかりの言っていることがわからず、悩乱する夏希。あかりは、夏希を安心させるように、手を取って優しく語りかけた。
あかり「よく思い出して。ここに来るまで、何をしていたのか」
夏希 「確か、病院……そう、病院のベッドで寝ていて、火葬場に……それで、気がついたらここに……」
(中略)
あかり「あなたがしてしまったことは、確かに取返しのつかないことかも知れない。」
「でも、神様は、『反省』することによって、人生のやり直しができるようにしてくれているんだよ」
夏希 「けれど……あの子も私も、もう死んでしまった……もう、どうすることもできないじゃない!」
あかり「そんなことないよ」
(中略)
あかり「それは、『今回の人生』が終わっただけ」
夏希 「今回の……人生?」
あかり「夏希さんは死んだけど、死んでないの。身体がなくなっただけで、魂は、ここにあるでしょう?」
夏希 「死んでない……?私は病気になって、入院して……それから、火葬場で焼かれて、灰になっちゃって…あれ?」
あかり「燃やしちゃった身体じゃなくて、今この人に入ってしゃべっている意識が、夏希さんなのよ」
夏希 「この……意識が、私……」
あかり「体がなくなっちゃったから、今回の人生はおしまい。けど、また次回があるから、その時頑張ってね、ってこと」
夏希 「次回の人生?人生は、何回もあるの?」
もう文字数制限が近いので、続きは小説かセカンドランで作品を…ですけど、麻央さんにもご覧になっていただきたかったし、ご覧になれたら、病気、治っちゃったかも知れませんね。
とにもかくにも、小林麻央さん、人生修行お疲れさまでした。
心よりご冥福をお祈り申し上げますとともに、人間には永遠の生命がありますので、人生はこれで終わりではなく、死後にまた、新たな霊的人生が待っておりますので、新しい心の修行に励まれますことを祈念申し上げます。
本日は、小林麻央さん追悼の意を込めて、経典『永遠の法』より抜粋をお届けいたします。
(ばく)
映画「君のまなざし」キャストインタビュー
「三途の川」
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=155
実際に死と直面すると、人間は死ぬことに対して抵抗するものです。
病人は病人で、「死にたくない」と言い、医者は医者で、なんとかして病人の生命を延ばそうと努力をします。
しかし、あの世の世界から見ると、死期の近づいた人のそばには、本人の守護霊や指導霊、あるいは天使たちがすでに来ています。
つまり、指導霊たちは、死期の近づいた人を導くための準備を始めているのです。
そして、地上の生命が息絶えたときには、霊体というものが肉体から抜け出すのです。
しかし、最初は自分自身にその自覚がなくて、「自分が二人いる」と感じてしまいます。
横たわっている自分と、自由自在に動いている自分がいる。
自由自在の自分が人に語りかけても、返事は戻ってこない。
そして、壁でも物体でも通り抜けてしまう。
そのことに、最初は非常な驚愕を覚えるのです。
また、「横たわっている肉体が自分だ」と思い、ずっと肉体に寄り添っていた魂は、肉体が火葬場に運ばれ、そこで焼かれることによって、非常な衝撃を受けることになります。
そして、どうしたらいいのか分からず、火葬場の周りを浮遊しながら、「今後、どのような生活が待っているのか」と、まだ誰からも聞いていない生活に対して非常に不安を感じます。
こうしたときに、まず本人の守護霊が現われて説得を始めるのです。
とはいえ、地上に数十年生きていたときに、死後の世界の存在について、なかなか納得がいかなかった人は、守護霊に説得されたからといって、そう簡単には納得しません。
そのため、数十日間、地上で説得が行なわれることになります。
初七日や四十九日という言葉がありますが、通常、二十日間から三十日間は、死後も地上に留まっていることが許されています。
その間に、普通の人は守護霊や指導霊の説得を受け、天上界へと還っていくことになっています。
ただ、執着、つまり地上的な何かに対する思いのあまりにも強い人、たとえば、子供、父、母、妻、夫、あるいは、土地、建物、財産、会社、事業など、こうしたものに非常に強い執着を持っている人は、地上を去りがたくて、いわゆる地縛霊となり、地上に留まって徘徊することになります。
これが世にいう幽霊です。
これはまだ霊として目覚めていない存在だと言うことができます。
『永遠の法 エル・カンターレの世界観』(幸福の科学出版)P19~24