脳外記録媒体

Time is linear

挽歌 その2

2015-09-03 18:21:17 | 日記
 故村下孝蔵氏の最初の妻とその娘という方々によれば、氏の両親やら姉兄やらの

策略、謀略によって二人は氏の元を追いやられ、氏の経歴からも抹消され、いままで

様々な嫌がらせを受けたり時には命の危険さえ感じるようなことがあったという。


 孝蔵氏は親族の言い分を一方的に信じ込まされ、自分が氏を裏切った悪人に仕立て上げられた

ということ。


 氏の2番目の妻とその二人の娘が、氏の死去ののちやはり家を追われ、その2番目の妻は

すでに亡くなってしまったということ。当然、氏に関する利益、利権の恩恵に預かるべき

二人の娘さんの今の状況がとても危ういということ。


 以上のようなことをもって、世間に名乗り出ることにしたと、だいたいそんな感じか。


 孝蔵氏の両親、特に父親がちょっと「変わった」人物であることは、意外に有名らしい。
(最初の妻のブログによれば、その父親も最近亡くなったらしい)


 最初の妻の話を鵜呑みにすれば、その父親は欲にまみれた唾棄すべき人物である。

そしてその唾棄すべき状況は、今も氏の姉兄、元バンド関係者らによって継続されている。(らしい)


 最初の妻とその娘さんがブログを始め、お二人とも創造する側の人間であるので、いろいろ

自分たちの活動に関する記事も多いのだが、孝蔵氏に関する思い出話などの記事が上がると、

とたんにあの、昔公式BBSを荒らしていたような人達と同じ臭いのする言葉を書き込む人間

がコメントしはじめ、しばらく荒れるという状態になる。孝蔵氏の親族と近しく交流

していた古いファン(狂信者)や、はたまた業界の中で氏の作品でまだまだ甘い汁が吸いたい

人びとなんかがからんできていそうで、正直個人的に、そのブログは見ていてとても痛々しい状況

になっている。


そう、あらゆる事象が「痛々しい」。


所詮は他人事だから、件のブログには頑張れだの応援してますだのある意味脳天気なコメントも上がるが、

事態は、象のような巨大な業界の利権に牙を向いちゃった小さなネズミが今まさに踏みつぶされようと

している、という状況かもしれない。


こんな状況を知ると、以前も書いたがとてもレコード会社の死人商法に付き合うきにはなれない。


今年は、全国紙のTV番組欄に最新のCDの広告が載った。すこし嫌な気分になった。


いまだに毎年孝蔵氏を偲ぶコンサートが開催され、現役のミュージシャンや、はては実の姉までもが

氏の作品を歌ったりしているらしい。嫌な気分だ。


それでも、私は孝蔵氏の曲は少しも嫌いにならない。やはり彼は天才だった。


死してなお、このような話題を提供する村下孝蔵は、やはり最高のアーティスト・エンタテナ―である、

というのは、言い過ぎの皮肉だろうか?


距離感が大事だ。


とりあえずおしまい。



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挽歌 その1

2015-09-03 16:40:17 | 日記
 相変わらず、村下孝蔵の曲はよく聴いている。ギターでポロポロと弾き語ったりもしている。

彼の楽曲は本当に素晴らしいものが多い。ほぼ日本語のみで描かれる場面、心理、情景。

日本の国土に生活していれば、だれもが心のどこかに懐かしさを惹起させられるのではないかと

思わせるメロディ、編曲。コンサート映像等で確認できる、卓越したギター演奏の技量。


 その容姿も相まってか、それほど華々しいポップスターにはならなかったが、そこがまたうまく

「隙間商材」として機能しているような気もする。

 
 ほんとに惜しい才能を亡くした。

 
 しかしまた、その素晴らしい才能や楽曲のせいなのか、狂信的な一部のファンを生み出してしまっている

のも事実である。今のネット社会において、「村下孝蔵の曲に出会う→ファンになる→ネットでいろいろ

検索→どこかで狂信的ファンと接触→非常に不快な思いをする。」

というのは結構“あるある”なのではないだろうか。


 以前も書いたかもしれないが、昔、それこそオフィシャルHPのBBSで知り合いになり、オフ会を

した方々がいた。みな、とても穏やかで良い人ばかりで、私などより数倍も村下氏の

楽曲に造詣が深く、とても有意義な楽しいひと時をすごしたりしていたのだが

それぞれ環境が変わり疎遠になった。しばらくのち、久々に一人の方とメールでやり取りしていたら、

なんともう、村下氏の作品からは距離を置いているという。他の方々もそうだという。

どうも、一部狂信者にとても嫌な目にあわされたらしい。

「近づきすぎたかな…」とのことだった。


 私もとても悲しい気分になったものだった。当時の公式BBSの様子を考えれば、さもありなん、

とも思えたが・・・。荒れるのが恒例みたいな所だったからである。


 歌だろうが映像だろうが、所詮は他人の創り上げた商品だろうに、どうしてそこまで盲信できるのか?

自分には解らない。ましてや他のファンを侮蔑、攻撃するなど・・・。

 村下氏のファンには、特に距離感の狂った方々が多いようだ。某巨大掲示板を見ても、そのことが

うかがえる。


 そして現在、最も辛い思いをしているのが、氏の最初の結婚の相手と、その娘という方々である。

二人のカミングアウトが、ここ数年、氏の周囲に新たな火種をまいている。

 二人の存在とその主張を知るにいたり、自分の今の思い・考えをもう一度整理してみようと思い、

こんな文章を書き始めてしまったのである(苦笑)


つづく。



 


 
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