・ある人格や人物像を作り出しながら観てしまう感覚。
・先に心に入った考え方。
・思い込む事でその人のイメージが作られ、人間関係を崩す元になる。
事実とは、いったい何処にあるのでしょう。
一時の体験や継続された経験の中にありますね。
しかし、これだけでは事実ではないように思います。
人はそれぞれの時代を背景に生きていて、全く自分と同じ人生は歩めないからです。
似ていても、他人の人生は、自分の人生ではないのです。
例えば、一般的に、赤ちゃん、一般の健常者、障害者、高齢者を観たときはどうでしょうか。
その方の理解に苦しむ事が、多々あるのではないでしょうか。
そんな時、この「先入観」を一番持ちやすくなっていると考えます。
相手の行動、言動を素直に聞いて、その方を観るべきであると思います。
過去に、どんな生活を送ってきたかも必要だと思いますが、接する上では、ほんの一部に過ぎません。
過去、現在の相手を、受け止め、観るべきではないでしょうか。
まず、自分の中に何が生まれるかというと、外観を見ながら、自分の生活観が心に浮かんできます。
自分の生活観の中には、人間関係、環境などを含んだ経験や体験があります。
その方の環境や感情等は、その人しかありえないのかもしれません。
もし違う環境で、生活していると、また違った生活感情が生まれ作られます。
しかし、自分と照らし合わせてみていると、否定する自分を作りやすくなっているかもしれません。
「自分はこうだった」という決め付けたものが先にたっているのでしょう。
自分と同じようにしてもらいたいという、隠された気持ちが、心の中あるように思います。
人間関係で、気が合う合わないと思い込んでいる人は、どれくらいの方がいるのでしょうか。
実際は、「好き嫌い」という問題にしてしまっているかもしれません。
好き嫌いで決めてしまうと、なぜか楽になるという人もいるようです。
何でも、ルールを決め、ノルマ的(自己・業務中心的)にして、自分を楽にしている事もあるのでしょう。
コミュニケーションをする上で、自分の自己表現は必要ですが、
相手を否定しているばかりでは、コミュニケーションによる伝達は難しいのです。
相手を観て、相手の意見を聴き、相手を理解し、
その後で自分の実体験を思い出し、会話の中に取り入れていく事が必要かもしれません。
相手の意見などを自分と比較してしまうと、とても理解するのは難しいです。
良く聞いたり言われる「価値観が違う」というのもそういう事でしょう。
努力して理解するという事は「受け止める」という事でもあるのですが、
価値観の違いによっては、受け止める事は、困難かもしれません。
受け入れるのではなく、受け止めるという考え方にすると、少しは理解の範囲が広がるかもしれません。
コミュニケーションテクニックやコーチング等を参考にすると、言葉の相槌、繰り返し(オーム返し)等があります。
相手側と共感しようと思ってもなかなか出来ないものです。
「共感」というのは、同じような実体験を持った人同士でしか出来ない、と言われる人もいます。
頷いて聞いていても、同じ実体験がないからという「曖昧な頷き」は共感しているようには思えません。
これも一つの考え方かもしれません。
しかし、客観的に見るべきものが、主観的になってしまっている、この考え方から受けるイメージは、どのようなものでしょう。
相手と共感するという事は、人それぞれの見方、受け止め方次第で「決め付ける自分」が見えてきます。
同じ実体験をしたから共感する、目の前にいる相手との会話から、理解する努力をして共感する事などがあると思います。
実体験での共感ばかりではなく「過去と現在」の相手を受け止める事が大切な事なのだと思います。
これこそが「共感する」という事になると思います。
思い込みや頑固な一つだけの考え方、そして、たった一行の言葉から、イメージを作り上げてしまっている事は、多くあると思います。
相手を観る事、相手を見る目で自分の姿を客観的に感じとる事は、人が生きていく上で、大切な事かもしれません。
「一行の言葉」とは、挨拶の仕方や声かけの言葉などで、または返ってくる言葉によって、固定観念で相手をイメージしてしまうものかもしれません。
友人知人が作り上げたイメージは、自分のイメージではありませんよね。
良く考えてみてください。
先入観からの「噂」というものは、時には誇大表現になっていませんか?
最初の話が、噂となって人によって、コロコロ話が変わったりしているのでは?
しっかりと、自分の眼を開き、現実と向き合って、真実を知る事が大切な事の様に思います。
現実で真実の姿が見えてくると、先入観も消えていくのではないのかな?と思います。
単純で曖昧で身勝手なイメージ作りによって、
相手の人生そのものを、変えてしまう事になる可能性も持ち合わせていて、
相手の日常生活の環境全体、人間関係など、他にもあると思いますが、その相手を貶めたり、脅かす事も可能なのです。
相手への嫉妬や妬みからの「先入観」や「嘘の話」となってはいませんか?
先入観というものは「人生の天敵」だと思えてなりません。
人様々ですが、しっかりとした考え方と決断力と行動力、固定観念で決め付けないで下さい。
時には、視点を変えた考え方を持つ事も大切なのでは?と考えます。
応援宜しくお願い致します