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考えてみようコラム:ノルマを考えるのは業務中心型

2013-04-29 15:42:44 | 考えてみよう:コラム


題名の通りです。
1日の業務を1日にこなさねばならないという、使命感に囚われてしまっている考え方です。
そういう考え方がどういう態度に出てしまうかというと、目の前に危険があったとしても知らなかった。
または、気付かなかったと通り過ぎてしまうこともありえます。

困った人がいるとしましょう。
「出来るでしょ」と声かけをするなり、無視をするなり、その場を離れてしまうこともあるのではないでしょうか。
これは、典型的なノルマを考える業務中心型の人がすることです。
私は、こんな人を初めて見たとき、がっかりしたことがあります。
人間関係って何?と考えてしまいました。

ただここでは、専門分野ということを考えると話が違ってきます。
例えばですが、看護と介護で考えてみてください。
看護は医療的な専門分野で、医療的なことが専門的に優先となるでしょう。

介護とはというと、一般的よりも家庭的ということで、とにかく日常生活を観るのが中心なわけです。
ということは、専門分野ではないということです。

看護と介護は同様に生活を見ていくこともありますが、同等ではないようです。
どちらかが上か下かということではありませんが、分野が違います。
しかし、重なる部分もあるということを忘れてはなりません。
一般的にプライベートの人間関係も一緒のようにも思えます。

「助け合いとチームワーク(一例)」

どこかで勘違いをしていることはありませんか。
チームワークというのは専門的知識を持って方向性を打ち出し、その目標を達成していくこと。
また、色々な角度から情報を集め、それを各分野で話し合っていく。
例えば、こんな対応をしたところ、このようになったという話も出来るわけです。

プランを立てたとしましょう。
そのプランにそって1ヵ月後のカンファレンスまでという考え方ではどうでしょうか。
日々変化のある高齢者にとってこんなに怖い話はないです。
変化があればそれに対応し、それを常に話し合うことが大切なのです。

1人1人がしっかりと障害のある利用者を見つめる努力、変化を見つけたらそれに早期対応し、常に情報交換をしながら、その対応後を常に報告すればよいのです。
しかし、単なる助け合いは人の好き嫌い、仕事の好き嫌いと密接な関係があるのです。

お知り合いの助け合いになっていることがあります。
職場の体質にも関連あるようですがね。

人はそれぞれ違う、そうですね、しかし、好き嫌いで選ばれたら良い対応は出来るのでしょうか。

そこで向き不向きというものがありますが、ケアを中心の職場とするなら、好き嫌いという姿勢はなくすことが大切ですね。
1人2人の好き嫌いで、人は気を遣い、良いケアの妨げになることもあるのではないでしょうか。

私はチームワークとは、好き嫌いではなく、各分野を理解し専門的な各分野で行動していくことのように思います。

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